No. 938

亭主元気で留守がいい?
定年後の夫へのストレスが…
(埼玉県YH/50代女性/パート)

夫が定年を目前に退職し、毎日家にいるようになったら、「イラッ」が増えました。今まで言われなかったことをきつく指摘され、折れるのはいつも私。そのうち夫の足音が聞こえるだけで「イラッ」として、けんかも増えたのです。

「イラッ」としていたのは…

子供のいない私たちですが、今まで家の中に笑い声は結構あったし、周りにも「いい夫婦」と言われていました。でも、今の我が家は、いつも学んでいる神の教えとは全然違う。これでいいはずないと、気合いを入れ直して学んだ教え。「失礼な態度を取っていた自分」が見えてきました。

つっけんどんな言い方をしながら、夫の話は聞き流す。かつて夫に言われた「話、聞いてないね」の言葉がよみがえり、そういうところがなっていなかった、と思い当たりました。私がいつも折れていると思っていましたが、夫も「イラッ」としながら折れてくれていたのかなと、ようやく相手の心に目が向いたのです。夫にしてみれば、何十年も働いてきた日々がピタッと終わって、寂しさもあったでしょう。その心も理解せず、「イラッ」としていた私は、やはり思いやりが足りませんでした。

自分の心が夫の心に与える影響

心と心は共鳴する…と神の教えで学んだので、優しく、穏やかに。そして「素直に」を意識しました。「こう言ったらどう思われるか」をあれこれ考え過ぎて、素直に話せていなかったことにも気付いたのです。

夫が「イラッ」としている理由がどうしても分からず、思い切って聞きました。すると、「兄弟のことでいろいろあって」と思いも寄らない理由を話してくれたのです。私が素直に話せば、夫も勘繰らないのか、意外とスムーズに会話が進み、「大変だったんだね…」と気持ちを重ねていけました。

ギスギスから「ほんわか」に

自分の心一つで、夫の態度も面白いように変わっていきます。気に入らないと一気にまくしたてていたのに、私が夫の食器をうっかり運び忘れても、「僕のは持ってきてくれないの~?(笑)」と、それこそ優しく、穏やかに言ってくれるのです。

「私が変われば夫も変わる」で、これまでのギスギスは、私の行いの結果でした。もともと夫は肩凝りがひどく、週1回はマッサージに通っていましたが、すっかりなくなり、心も、体も穏やかに過ごせているようです。何だかほんわかしてきた我が家の空気。これからの暮らしが楽しみです。

二人の人生 「出会い」深めて生きる
 これぞ まこと夫婦の心(姿)と申す
 二人の運命 縁を深める極意は「愛」
 神の教えを軸に生きるなら
    自然と「運命」重なり 深まり 「和のある家」を築いてゆける

二人の人生 「出会い」深めて生きる
 これぞ まこと夫婦の心(姿)と申す
 二人の運命 縁を深める極意は「愛」
 神の教えを軸に生きるなら
  自然と「運命」重なり 深まり
    「和のある家」を築いてゆける

『真実の光・神示 平成20年版』106ページ