長い間、たくさんのご守護を頂き、熱心な信者だった私と、信者籍はあっても、正直、教会と距離のあった夫。真面目で、働き者で、経済的に困ることはありませんでしたが、仕事で家を空けることが多く、寂しさがありました。
きっかけは夫へのお願いから
それでも、ここまで寄り添ってこられた私たち夫婦です。娘たちも家庭を持ち、良い人生を送っています。隙間風が吹くわけではなくても、会話が少なく、どこか寂しさが残っていました。
もちろん、夫は大切な存在です。ただ、私一人でできてしまうことも多かったので、あまり頼りませんでした。その私が、夫を頼るようになったきっかけは、運転免許の返還です。緑内障の手術をして、泣く泣く愛車を処分しました。
夫は、以前「喜びの声」に掲載していただいたとおり、「目が見えにくいから、『友輪』を読んで」とお願いしたところから、一緒に神の教えを学び始め、私の運転手として、偉光会館に足を運ぶようになりました。初めは嫌々。でも、そのルーティンの中で、私にも大きな気付きがあったのです。
2人で同じ神示を心に留めて
「神様はこう言ってるじゃん」「何で分からないの?」と言う私に対し、夫は「そうだよな」と穏やかに受け止めています。私は、「神の教えを学んでいるから、自分の方が上よ」という感覚が染み付いていました。そんな私こそ、神の教えから外れていたのです。
夫のお気に入りの神示、「言葉は、人の思いを受けて、命が宿る。言葉は、形ではない、思いを伝える手段、『愛』である」。これを私も意識しました。夫に「お茶飲む?」などと声を掛けていくと、夫も「コーヒー飲むか?」と聞いてくれることが増えました。2人で出掛けると、階段や段差のある所でサッと手をつないでくれて、ちょっと照れくさいですが、うれしいです。一人でいるのが大好きな夫が、「人と関わってなんぼだよな」と言うようにもなったのです。
生きている間に気付けた喜び
2人で「もっと早く教えを学んでたら、どんな人生になってたかな」と笑いながら、「でも、生きてるうちに気付けて良かったよね」と話しています。こんなやりとりができる仕合せを、晩年に頂けたのです。
娘は、「2人して楽しそうでいいじゃん」と言ってくれます。ある時、夫がニコニコしながら、「俺、360度変わったよな」と言うので、「お父さん、360度は元に戻ってしまうよ。でも、180度以上だからいいね」と返して大笑いしました。「スーパー変化だね」と。
※既に公開中の、この方のご主人からの「喜びの声」も、併せてご覧ください。
――仕合せの基は 和のある家庭――
「運命」は 実体を上げることで その力が引き出せる
互いの運命を重ね 支え合う家庭に 人の心は安定し
ますます「実体」は正され 家族それぞれの運命は磨かれてゆく
家族で「教え」を学ぶほど 家族の心(気持ち)は重なり 会話が深まる
自然と家族を思う心(愛情)が育まれ 「運命」に導かれた人生が歩める
――仕合せの基は 和のある家庭――
「運命」は 実体を上げることで
その力が引き出せる
互いの運命を重ね 支え合う家庭に
人の心は安定し
ますます「実体」は正され
家族それぞれの運命は磨かれてゆく
家族で「教え」を学ぶほど
家族の心(気持ち)は重なり
会話が深まる
自然と家族を思う心(愛情)が育まれ
「運命」に導かれた人生が歩める
『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』89ページ(中略あり)