No. 936

がんがくれた大きな仕合せ
トントン拍子に進んで完治
(長野県SA/70代女性/自営業)

病気知らずで75年生きてきた私に、ここにきて胃がんが見つかりました。きっかけは、通院中のリウマチの先生に「最近、胃が痛くて…」とポロリと伝えたことでした。すぐ消化器科の予約を取ってくれ、最初の検査では異常なし。でも、担当してくれた若い先生に「気になるので再検査させてほしい」と言われ、見つかったのです。

気付いたら独りぼっちに…

がんは幸い初期。不思議な流れで見つけていただき、神と医師に感謝以外ありませんでした。「手術のための入院も1週間だし、子供たちには言わず、そっと済ませよう」と、ごく自然に考えていました。ところが、もろもろの手続きに子供の承諾が必要になるとのこと…。

夫は20年前に亡くなり、3人の子供は家庭を持っています。それぞれ生活があると思ったら、いつしか掛ける言葉も遠慮がちでした。特に次男とは、数年前にささいなことでぶつかってから、交流が途絶えていました。そうして気付いたら独りぼっちになっていたのです。

15分の積み重ねで得た気付き

とはいえ、今回ばかりは子供に頼らざるを得ず、そのための勇気が欲しくて、教会図書を毎日15分。その15分の積み重ねが、大きな気付きをくれました。子供には仕合せになってほしいからと、顔を見れば神の話を持ち出していた自分です。でも、まずは親としての愛情を言葉や態度で表現することが欠けていたのです。

勇気を振り絞って次男に電話をかけました。すると、忙しいのに、この時に限って出てきてくれて、「無理しないで。病院に付いていくよ」との優しい言葉。次男のお嫁さんや長女、沖縄に住む長男まで飛んできてくれ、身震いするほど驚きました。私は、一人ではなかったのです。

子供の思いに寄り添っていくと

がんになって、子供たちに初めて伝えた言葉がたくさんあります。「あんたたちはおなかを痛めて生んだ子だから、世界で一番かわいいよ」「子育て頑張ってるね。立派だよ」「とってもいい夫婦だと思うよ」。それが本心から言える自分に変われました。

最近、子供たちが、私の好きなダリアをプレゼントしてくれたり、「温泉に行こう」と誘ってくれたり、心が温まることをどんどんしてくれます。自分が変わって、子供たちも変わって…。「気付いたら独りぼっち」と感じたのは、そういう生き方を私がしてきたからだったのです。

がんは完治し、病院でお礼を言うと「皆さんは年配の先生がいいと言うけど、若い先生が担当だったから、2度も検査してくれたんですよ」と言われ、神の手の中とは、こういうことだと思いました。病気知らずの私を突如襲ったがん。それをきっかけに、神が大きな仕合せを下さっています。

「教え」に気付きを得て 「真理」に生きる家庭を築く努力をする
 自然と 家族の気持ちは一つに重なり 互いに思いを語る会話が増える
 運命に重なる心の動きが取れて 病気 事故・災難が消えてゆく
 家族一人一人の心は常に安定し 不安に迷う思いは起こらない
人 物との出会いを 感謝心で受け止め 互いの運命が調和してゆく
 そこに 「生きる」自信と勇気が芽生え 「運命」に重なる心が 体を健康にする

「教え」に気付きを得て
  「真理」に生きる家庭を
        築く努力をする
 自然と 家族の気持ちは一つに重なり
    互いに思いを語る会話が増える
 運命に重なる心の動きが取れて
    病気 事故・災難が消えてゆく
 家族一人一人の心は常に安定し
    不安に迷う思いは起こらない
人 物との出会いを 感謝心で受け止め
      互いの運命が調和してゆく
 そこに
  「生きる」自信と勇気が芽生え
    「運命」に重なる心が
        体を健康にする

令和4年5月23日信者心の基勉強会健康編(中略あり)