(横浜市JM/60代男性)
父が91歳で旅立ちました。8年前に母が亡くなってからは、何でも一人でこなし、周りからも愛されていた父。亡くなる一週間前まで元気に、明るく暮らしていました。
父は、長年自動車整備の仕事に打ち込み、会社を設立し、どの人からも信頼されていました。部品の一つ一つを丁寧に扱う姿からは、きちょうめんで真面目な性格がにじみ出ていて、私の憧れでした。
母のことも、とても大切にしていました。母も父を頼り、敬っていて、本当に仲の良い夫婦でした。自然と会話も多く、家族みんなが仲良しで、私自身これが普通と思って育ってきました。
その後、家庭を持ちましたが、子供たちも同じように両親を慕っていました。弟家族とも何かと声を掛け合い、支え合って生活してきたのです。
父の最期には、みんなで寄り添うことができました。中でも姪は、父に一晩中付き添い、命あることや生かされていることへの感謝をゆっくりとかみしめていたそうです。
信者として50年以上歩んできた父ですが、自らの生き方で多くのことを示してくれていたと感じます。
父の亡きがらの前で、「これからも、お父さんが教えてくれたことを支えに生きていきます」と、固く誓いました。人の心を大切にするという、神の教えを実践し続けていた父に、尊敬と感謝しかありません。