No. 161

温かい夫婦の会話で、娘の手術を乗り越えて

(山口県RM/40代女性/主婦)

私は、夫と娘の三人家族です。20歳になる娘は、生まれつき心臓に持病があり、不安な日々を過ごしてきました。夫は優しい人ですが、口数が少ないので気持ちが分からず、私はイライラして言葉がきつくなることがありました。家の雰囲気が悪いことも多かったと思います。

そんな中、娘が心臓の手術を受けることになったのです。不安を抑えられるように、神の館に行き、新たな気持ちで学びました。すると、いつもは神の教えを夫や周りの人に当てはめ、責めていた私が、この日は自然と我が身に置き換えることができたのです。妻として夫に愛をかけず、居心地の良い家庭をつくっていなかった自分を反省しました。

早速、いら立つ心を神に語って、夫の話を最後まで聞くように。自分の思いを伝えるときも、温かい言葉を使おうと心掛けました。夫を責めないようにすると、夫婦での言い争いが少なくなったばかりか、娘の心がとても安定してきたのです。

そうして迎えた手術の日は、家族それぞれが穏やかな気持ちで臨めました。11時間にも及ぶ大手術でしたが、医師が力を尽くしてくださり、不思議なほどスムーズに進みました。その後、無事に退院し、神の教えのとおり、家族の思いが重なると、どんなことも乗り越えていけると、心から思えました。

今は、娘の体調が落ち着き次第、教会で「成人の儀」を受けることが、家族みんなの楽しみです。手術を頑張って乗り越えた娘の晴れ姿を、神の御前で祝ってあげたいと思います。