(千葉県YK/60代女性/主婦)
ある日、異常に光をまぶしく感じ、病院に行ったところ、白内障と診断されました。「緑内障の疑いもある。即手術が必要」と言われ、腰が抜けるほど驚きました。
手術までの期間は、気付くことだらけでした。私は、教えを学んではいても、ちっとも実践していなかったのです。
夫は、人のために動く人で、近所の清掃など、「お年寄りだけでは大変だから…」と率先して手伝っていました。私が勉強会に誘うと、それを理由に断られることがあり、「学ぶ気持ちがない」と、どこかで責めていたのです。
そんな中で私の手術が決まり、近所の方々が「いつも近隣にまで気配りしていただき、本当にありがたいです」「入院中、何かあったらお手伝いしますから…」と口々に声を掛けてくださいました。それを聞いてはっとしました。「これは夫のおかげだ」「夫は『できることを人のために』という教えを実践している。私は夫の何を見てきたのだろう」と…。
その気持ちを夫に伝え、「私も教えを実践しよう」と決めました。手術への不安は、神に語る中で、支えてくれる夫や周りへの感謝に変わっていきました。入院中も、心配なことは医師に尋ね、病室の方々には自分から声を掛けて縁を深めるなど、ゆったり過ごせたのです。手術は大成功で、心配していた緑内障もなく、医師が驚いていました。
今回のことで、思い込みが強く、相手の心を受け止めていなかった自分を反省。少しずつ接し方が変わっています。先日、知人に連絡を取った時も、「気分屋で気難しいから嫌…」ではなく、「どうしているかなあ」という気持ちで声を掛けました。すると、「いつもありがとう」と温かい言葉が返ってきて、うれしかったです。「全て自分の心の固さが原因だった」そう感じています。