(岩手県KH/40代男性/会社員)
私は、小学3年生の娘と二人暮らしです。いつも運動クラブで頑張っていた娘が、最近その話をしなくなり、気になっていました。そしてある日、急に泣きだしたのです。理由を聞いても「言いたくない」と言って話してくれません。どう接していけばいいか分からず、父として何が足りないのか見つけたくて、いつにも増して神の教えを学びました。
その中で強く感じたのは、いつも小学生の親子対象の勉強会で学んでいる「親子の心の絆」を深める大切さでした。仕事の忙しさにのまれ、愚痴っぽい父親になっていた自分を大反省。そして、「うちは父子家庭だから…」と嘆くのではなく、だからこそ、人の何倍も会話を大切にして、娘の心を包んでやらなければ…と心から思ったのです。
「何でも話したい」と思ってもらえる父親になれるように神に願い、娘に優しく話し掛け、気持ちが明るくなれる関わりに努めました。すると、ある時、娘が「お父さん、あのね…」と打ち明けてきたのです。クラブの子とけんかして挨拶してもらえないこと、嫌な言葉を言われてつらかったことなどを話してくれました。「それは悲しかったね」「お父さんにも同じことがあったよ。どうしたらまた仲良くなれるか、一緒に考えよう」などとしっかり受け止めていくと、娘は見る見る笑顔に。いつもの明るさが戻ってきました。一つ一つの経験から心を成長させていけるように、今後も教えを学び、親としての存在感を磨き続けていきます。