No. 137

子供の不登校を機に変わった我が家

(佐賀県JI/50代女性/パート)

高校生の息子も、中学生の娘も不登校になってしまいました。夫はまじめに働くものの、借金をつくり、苦労の毎日…。この先の生活と子供の将来が不安で、私はとうとう体調を崩し始めてしまいました。

そのような中でも、神の館には足を運び、家でも教えを学びました。夫もさまざまな不安を抱えていたようで、そのうちに夫婦で勉強会に出席するようになりました。

学ぶ中で気付いたのは、家族の会話が足りなかったということ。「まずは夫婦の会話を意識しよう」と二人で決めたのです。すると、徐々に心が重なり始めました。不安な思いも伝え合っていると、互いに気遣い、支え合えるようになっていきました。

子供にも自分たちから話し掛けることを実践し、聞いた話は二人で共有。「こんなことを言ってたけど、しっかり励ましてやれなかったかも」「明日は自分の経験を話してみようか…」と会話を重ねました。子供たちも、親が話を聞くとうれしいようで、見る見る表情が明るくなっていったのです。

その後、息子は大学に進学し、休みがちではありましたが、夫から勧められたバイトには欠かさず行くようになりました。そして、ある日「大学で勉強するより、働きたい」と本心を打ち明けてきたのです。迷いもあったものの、家族でよく話し合い、「何かあったときは夫婦で支えていこう」と、息子の前向きな心をくむことにしました。そして今、正社員として頑張っています。娘も無事に高校に進学し、一日も休むことなく登校しています。

今回のことで夫婦の絆が強くなり、明るい家庭になってきました。最近は、夫のお金の使い方も落ち着いています。家族と心を重ねられる感謝を味わっている毎日です。