No. 138

嫌いだった父親への思いが変化

(千葉県KY/20代女性/契約社員)

子供の頃から父親が嫌いでした。いつもドライな対応で、私の思いを受け止めてくれなかったからです。悩んだり、失敗したりしたときも、励ましてくれることはなく、私の非や現実の厳しさを突き付けて、指導します。そんな父親とは話したくなくて、ほとんど会話もありませんでした。

しかし、神の教えでは、「仕合せになるためには、家族の和が必要」と学んでいます。父を好きになれない気持ちを神に語り、教えに沿った自分になれるように祈願していました。

その中で、職場の人間関係で悩みが生じ、教務相談を受けました。「自分で抱え込まず、親にも相談してみたら?」と言われ、父に素直に話してみようと思いました。以前の自分だったら、きっと「どうせまた私が悪いと言われるだけ…」と感じたはずですが、不思議とそういう気持ちになったのです。

父に話してみると、私の話をよく聞いて、思いを受け止めてくれました。それだけで心がふわっと軽くなりました。具体的な解決策を言ってくれたわけでもないのに、驚くほど前向きになれたのです。

その後、私が短期留学した時には、父から毎日のようにメールが来ました。「友達はできたか?」「外務省ではこんな通達が出ているから、気を付けるように」「こういう所には行かないように」と…。「こんなにも私を愛してくれてるんだ」と感じて、とてもうれしかったです。

以来、父にいろいろ相談するようになりました。すると、自分の経験を基にアドバイスしてくれ、とてもありがたいです。 きっとこれまでも、父は私を大切に思ってくれていたのだと思います。その愛を感じ取れず、反発していた自分を心から反省しました。そして、家族と縁を深める生き方の大切さを実感しています。神の教えを学んできて本当によかったです。