No. 136

義父母と縁が深まる接し方をつかんで

(横浜市IT/40代女性/主婦)

離れて暮らす義母の認知症が進行してきたのを感じ、義父にデイサービスなどを利用することを提案しました。ところが、怒らせてしまったようで、突然「しばらくうちに来ないでほしい」と一喝されてしまったのです。悲しく、つらい思いを神に語る毎日でした。

だんだん気持ちが落ち着き、さらに神の教えを学ぶうちに、「このまま縁を遠ざけてはいけない」と気持ちが切り替わりました。そして、「そうだ、私には心がある。心を込めて接していこう」と考え、真心を込めて手紙を書くことにしたのです。

その後、お礼の電話をもらったときは、安堵とともに、飛び上がるほどうれしい気持ちでした。同時に、「自分の考えを押し付けて、心に寄り添っていなかったのでは?」「お父さんは、実はとても愛が深いのかも」との思いが湧き上がり、心が180度変わりました。

しばらくして家に招かれるように。折り紙やトランプをしたり、散歩したり、「楽しい思い出をつくってもらえるように」という気持ちで触れ合っています。義母は、「みんなが遊びに来てくれて…」と喜んでいます。年末には、義父から「ギョーザとシューマイを作ってきて。あと、煮物を作るのを手伝ってほしい」と言われ、頼られる喜びをかみしめました。

不思議と家に行くたびに、義父母が仲むつまじくなっていて、心がほっこり温まります。「お母さんが生きてくれているだけでありがたいよ」「私も同感だよ」と、合言葉のように伝え合っている二人。時折、感情的なやりとりもしますが、「お父さんは、お母さんのこと、とても大切に思っているんだね」などと伝え、思いの通訳になるように努めています。

二人に「この家族でよかった」と思ってもらうことが、私たち家族の目標です。その時にできることを真心込めてやることが、一番だと感じております。