No. 858

ジャッジをやめて楽になる
心が疲れない人間関係を
(東京都MK/40代女性/会社員)

外資系の会社での秘書業務は、「え? ありえないよね?」の連続。周りは、自分の利益にならないことには無関心な人や、相手によって意見を変える、風見鶏のような人ばかり…。「忙しそうだから、私やります」と手を挙げれば、一人だけ仕事がたまり、善い人ほど損をするような感覚がありました。

いいことをしているのになぜ?

ただ純粋に人の役に立ちたいだけなのに、なぜ心がこんなに疲れるのか…。本腰を入れて神の教えを学び始めました。表面的にはニコニコ仕事を引き受けても、心の中は「うわ、この人風見鶏さんだ」「この人は、保身のために物事をうまく言い繕う人だ」と、ジャッジしている自分。私の「役立ちたい」気持ちは純粋ではなく、濁っていたのです。

『真理』に生きる皆(信者)なれば、相手の心が優しく、温かくなれるように、『心』を使えよ」という神示が心にピタッとはまりました。相手の言動の奥には、私の知らない、その人なりの考え方や努力があるはず。それなのに、見える部分だけでジャッジするのはおこがましいこと。自分のよろいが少しずつ取れていくのを感じました。

神の教えで、縁を深める大切さを学んでも、「できる範囲でやればいい。無理ならそれ以上頑張る必要なし」と割り切っていた私です。でも、本当はもう一歩、関わる余地があるのに、私自身が“あえて”一歩を踏み出さなかっただけなのです。

神の大きな後押しを感じて

その一歩の頑張りを、神はちゃんと応援してくださっていると感じます。相手がどうのでなく、自分がどんな心で向き合うか。「困っているのだから力になりたい」「仕事が遅れそうだから、誠実にわびよう」。その純粋な心はちゃんと伝わることを、実体験として味わっています。

この世界は学歴重視の傾向があり、大学を卒業していない私は、いつ交代になってもおかしくない立場です。それでも、ここ最近、外国人の役員から「あなたにまた、来日した時のスケジューリングをお願いしたい」と依頼していただきました。さらに他部門の方からも、「できれば、これをあなたにお願いしたい」と何かと頼っていただいて、本当にありがたいです。国も部署も超えての「助かった」の言葉はうれしく、「私の周りにいるのは温かい人たち」と感謝とやりがいが込み上げてくるのです。

たまに自分の正義感の強さから、人をジャッジしそうになることもあります。それでも「おっと」と気付けて、心を元に戻すスピードが早くなりました。自分の努力だけではできないところを、神が後押ししてくださっているものと思います。そんな毎日が、とっても仕合せです。

「教え」を心(人生)の支えに 「生きる」努力をする
 「心」に相手を思う「誠」が芽吹き 信頼 情愛 共感が 出会いを深める
「教え」に生きて奉仕心が身に付くほどに 人は皆
    「運命」が導く心の動きが取れて 互いに求め合う心(関係)が生まれる
 「生きがい」手にした人の姿が ここにある

「教え」を心(人生)の支えに
    「生きる」努力をする
 「心」に相手を思う「誠」が芽吹き
    信頼 情愛 共感が
      出会いを深める
「教え」に生きて
  奉仕心が身に付くほどに 人は皆
  「運命」が導く心の動きが取れて
    互いに求め合う心(関係)が
      生まれる
 「生きがい」手にした人の姿が
    ここにある

『真実の光・神示 平成30年版』178ページ(中略あり)