No. 129

儀式で深まった親子、姉弟の絆

(兵庫県AO/60代女性)

私は、パーキンソン病を患っている母と二人暮らしです。進行性の病のため、徐々に自力での歩行が困難になり、今は車いすで生活しています。自宅での介護は楽ではありませんが、できないことに目を向けるのではなく、できることを探そうと思えたのは、神の教えがあったからです。

母は、会話はできないものの、耳はよく聞こえているようで、耳元でたくさん話し掛けています。「一緒に神示を読もうね」と言うと、「はい!」と元気に答えてくれることもあり、一つ一つの反応が楽しいです。

先日は、教会で母の長寿を祝う儀式を受けました。姉と弟も参列し、みんなで母への感謝を伝えられて、うれしかったです。

弟は、何十年も前に母から教わったことを、今も心に留めていると言っていました。その一つが、「好きな人ばかりでなく、苦手と思う人こそ、自分から関わっていくこと」。大切なことを教えてくれていたのだと、私もあらためて感謝でいっぱいになりました。

姉に「私は結婚してないし、子供もいないから親不孝かな」と言うと、「そんなことないよ。今までよくやってきてくれた」と言ってくれて、心がすっと軽くなりました。儀式を受けて、親子、きょうだいの絆がさらに強くなったと思います。

これからはもっと家族を大切に、そして教えがあればこそ得られた喜びを、周りの人に伝えたいと思っています。