夫は、外ヅラが良くて、内ヅラが悪い人。近所の方に、「あんなにいい父ちゃんいないよ。仕合せだね!」と言われるたびに、心の中で「エーッ、家では全然違うんだけどな!」と猛反発していました。
家での夫は、まず、返事をしません。数年前の大みそかのこと。私が「聞こえてるなら返事してよ」と言ったら、「いちいち返す必要があるのか!」と大げんかになりました。そして、次の年の大みそかも大げんか。すると、いつも無口な息子が「毎年、何やってんだ! いいかげんにしろ!!」と、ものすごいけんまくで怒ったのです。
40年もの心の癖に気付く
この時、私はようやく目が覚めた気がします。神の教えを学び始めて40年。それは、夫の欠点ばかり見つけてきた40年でもありました。でも、本当は仲良くしたいのです。「誰がそうするの?」私しかできない…と思い、これまでしてこなかった朝の挨拶からスタート。もちろん返事はありません。でも、めげずに続けていると、「ああ」と返ってくるようになりました。何より挨拶して始まった一日の方が、私自身が気持ちよく、ゆとりが持てるのです。
夫に植木の手入れを頼むと、相変わらず返事はありません。でも、すぐやってくれることに初めて気付きました。お風呂掃除も、すぐやってくれます。夫は、本当は「外ヅラも内ヅラも良い人」だったのです。それなのに感謝もせず、散々批判してきた自分が恥ずかしくなりました。
いいことずくめの毎日
作業を終えた夫に、「疲れたでしょ。好きなお酒、一杯飲んでね」と言うと、「言われなくても飲むさ」と、うれしそうなトーンで返ってきました。いつも黙って飲みに行っていた夫が、「暑いから一杯やってくるわ」と、必ず声を掛けてくれるようにもなったのです。
心穏やかに過ぎていく毎日。不思議なことに、10年引きずっていたぜんそくの発作が、全く出ていません。夫の言動一つ一つにカチンときて、思い出してはまたカチンときて…。その「カチン」は見えないところで、私の体にまで悪影響を与えていたようです。これからの日々、夫との心の距離を1ミリずつでも近づけながら、穏やかに過ごしたいと思います。
――仕合せの基は 和のある家庭――
この一言「真理」心に留めて 人生歩む二人であれ
出会いに感謝し 思い(愛)を深めるほどに 「生きる」喜びが広がってゆく
支え 補う気持ちを忘れてはいけない
和心が二人の出会いをますます深め 「仕合せ」の輪が広がってゆく
真の「健康」手にする極意に通じる
――仕合せの基は 和のある家庭――
この一言「真理」心に留めて
人生歩む二人であれ
出会いに感謝し
思い(愛)を深めるほどに
「生きる」喜びが広がってゆく
支え 補う気持ちを忘れてはいけない
和心が二人の出会いをますます深め
「仕合せ」の輪が広がってゆく
真の「健康」手にする極意に通じる
『真実の光・神示 平成23年版』115ページ(中略あり)