夫は、ずうっとイライラしています。理由はよく分かりません。口に合うように…と作った料理も「薄めろ!」「お湯持って来い!」とイライラ。私はひたすら我慢。「これも妻の仕事」と思ってきました。
半年ほど前、夫の持病が悪化し、通院に付き添うように。イライラは病院でも収まらず、看護師さんが「ちょっと痛いですよ」と気遣ってくださると、「痛くなくするのが仕事だろ!」と言い返すのです。
見えなくても「心」は伝わる
神の教えで「会話が大切」と学んでも、そもそも会話にならない夫。「どうすればいいの?」と心に問い続けながら、神の教えを学ぶ日々でした。
神は、私に大きな気付きを与えてくださいました。大事なのは単に「会話すること」でなく、会話するときの「心」。夫がイライラすると、一緒にイライラ。つまり、私のイライラが逆に夫に伝搬していた…、思わぬ悪循環が見えてきたのです。だから、「自分が穏やかな心で、会話できるように」と祈願するようになりました。
それからしばらくした、ある日のこと。いつものように夫はイライラをぶつけてきます。「病気でしんどいんだろうな」と感じて、穏やかに思いを伝える私がいました。「私は頼りないけど、お父さんのかばん持ちをするし、子供たちも助けてくれる。みんなで頑張ろう」。いつも必ず言い返す夫が、黙って聞いてくれた時、私は精神世界の不思議をひしひしと味わったのです。
不思議な言葉が飛び交う毎日
「きょうの私の心、イライラしてないな」と感じる日が増えるほど、夫に対してできることが見つかるのも不思議です。診察後、空腹で帰宅するのは疲れるはず。お弁当を持っていけば、気分転換になるかな。歩くのがつらそうだから、娘に運転を頼んでおこう。夫は「すまんな」「ありがとう」と、うれしそうにしています。診察に行っても同じ態度なので、医師に「どうしたん、えろう丸くなって」と驚かれました。
私が気ぜわしく動いていると、「ご飯食べとらんけど、おなかすかんのか」。草刈りをすれば「ご苦労さん」。この年になって初めて聞く「不思議なお父さんの言葉」。私が「お父さん、この頃、穏やかになっていい顔してる」と言うと、涙ぐんでいました。その姿はまるで好々爺(や)。夢にまで見た仕合せな毎日が今、訪れました。
「教え」を学び 「心(人生)」に生かす努力が必要
「教え」を深く学ぶほど 気付きの心が持てる
気付けば 自ら対応が変わる
正しい関わり 正しい考え 正しい行動へと つながってゆく
多くの奇跡を体験し ますます精神世界の不思議に 悟りを深める
「教え」を学び
「心(人生)」に生かす努力が必要
「教え」を深く学ぶほど
気付きの心が持てる
気付けば 自ら対応が変わる
正しい関わり 正しい考え
正しい行動へと つながってゆく
多くの奇跡を体験し
ますます精神世界の不思議に
悟りを深める
『真実の光・神示 令和2年版』99ページ(中略あり)