夫はゲームが大好きで、家ではスマホに夢中。おまけに、息子と娘は不登校気味。特に娘は、同居している母にまで「うるさい!」と、反抗的な態度を取るのです。私の心は疲れきっていました。
教務相談に行くたび、必ず最後に「根本は夫婦ですよ」と釘を刺されます。とにかく「夫はゲームばかりで頼れない」の壁を取り払わなければ、この日常は変わらないと思ったのです。
相手の言葉を都合よく捉える
仕事が多忙な夫は、前から「帰りを待ってなくていいよ」と言ってくれていました。その言葉に甘え、食事の用意をして一休み。帰宅しても、寝転がったまま「お帰り~」。「夫がそう言ったから」と思っていました。でも、その行動は「夫の心」を全く大切にしていないと感じたのです。
その日の夜から、夫の帰宅を待って、子供の様子を話したり、夫の職場での何げない愚痴を聞いたり。短い時間でも話すようにしました。やはり夫もうれしそう。どんなに疲れていても、真剣に話を聞いてくれます。たわいもないことを伝え合えるのが仕合せです。
ある時、母のことで夫に相談しました。すると、「『受け入れよう』とするから大変なんだよ。まず『そうなんだね』って『受け止めよう』とするといいよ」。一気に開けた心の視野。「ゲームばかりで頼れない」というのは、完全な思い込みでした。
「素直さ」が好転のカギ
子供たちにも、大きな変化が出てきました。少しずつ学校に行く日が増え、今では2人とも毎日楽しそうに登校。私が大声で叱っていた、毎朝の大騒動がなくなったのです。
娘は、母が大切に育てている花に、水やりをしてくれます。一方、母は、娘の好物のイチゴを、朝食に出してやったりしています。当たり前の日常ですが、私にとっては優しい日常。大きな喜びを味わっています。
「根本は夫婦」は本当でした。素直に神の教えを実践しようとする努力。そこに、大きな神の後押しが頂けることをつくづく感じています。
家族とのつながりは 「教え」のある家庭には 自然と会話が増えて 深まって行く
相手の気持ちを受け止め 我が思いを重ねて言葉を返す
この繰り返しに 絆が生まれる
――仕合せの基は和のある家庭
夫婦は仲良く心(運命)を重ね 親子は心(感情)の交流を欠かさぬこと――
家族とのつながりは
「教え」のある家庭には
自然と会話が増えて
深まって行く
相手の気持ちを受け止め
我が思いを重ねて言葉を返す
この繰り返しに 絆が生まれる
――仕合せの基は和のある家庭
夫婦は仲良く心(運命)を重ね
親子は心(感情)の交流を
欠かさぬこと――
『真実の光・神示 平成30年版』144ページ