(大阪府SS/60代女性/パート)
我が家には、介護が必要な夫と、精神的な病を抱えた次女がいます。夫は口数が少なく、会話もない中で介護する毎日…。次女は薬の服用を嫌がり、毎日夜中に大きな声で叫ぶので、私はほとんど眠れないまま、翌日仕事に行かなければなりませんでした。長女は、そんな家を嫌がり、一人暮らしを始めてしまいました。
体力的にも、精神的にも疲れ果て、人生を諦めていました。目先のことでいっぱいで、教会に足を運ぶ気にもなれませんでした。しかし、知人が「教会に行こう。必ず救われるから…」と声を掛け続けてくれました。その思いの深さに、教えを学び始めたのです。
学んだことを実践しようと強く意識して、家族と触れていきました。まずは夫に対して、いてくれることへの感謝を持ち、自分から声を掛け、気持ちを伝えました。すると、徐々に夫も気持ちがこもった言葉を返してくれるように…。何かにつけ「ありがとう」と言ってくれ、神が教えてくださる本当の夫婦に近づいているのを感じます。
夫婦間が和やかになると、次女も落ち着いてきて、親子のたわいない会話が弾むようになりました。薬もきちんと服用し、今ではアルバイトができるまでに回復しています。しかも、長女まで「私もできることがしたい」と、自宅に帰ってきてくれたのです。
以前は地獄のようだった我が家に笑顔が戻り、うそのように穏やかになりました。周りからも、「明るくなったね」とよく言われます。
今の私には、神の教えが欠かせません。どんなに忙しくても、学ぶ時間を自分からつくっています。教会からの帰り道、いつも「仕合せ~」と感じる私です。