No. 112

病気が進んでも人生の喜びは増して

(福島県MK/40代女性/パート)

私は、歩行が困難になる原因不明の難病を抱えていて、ここ3年間ほとんど歩けませんでした。でも、今は自分の足で歩けるまでに回復しました。医師からは「何をしたの? 不思議だね」と驚かれます。

こうなれたのは、教えを学ぶ中で心の在り方が変わったからと最近気付きました。骨密度が非常に少なく、数値は確実に下がっています。でも、下がり幅が以前ほどではなく、「ありがたい」と前向きに考えている自分がいるのです。

もともと真面目過ぎる性格で、相手が許せず、トラブルに巻き込まれることもたびたびでした。それが、今は気持ちをうまく流せるようになってきたと思います。

働ける喜びも増しました。レジの仕事をしている私は、以前は通院のため、夜の数時間しか出勤できませんでした。現在は通院が月一回になり、日中働けるようになりました。休職期間が長く、本来ならば規定で退職しなければいけないところを、店長が「体調がいいなら戻ってきて…」と声を掛けてくださり、今があります。お客さんからも、「しばらく見なかったけど戻ってきたのね。お帰り」などと、温かい言葉を掛けていただきました。

短時間でも動ける体があること、頼りにされること、少しでも社会貢献できることが本当にうれしいです。自分の心が変われば、環境が大きく変わることを体験しています。