スーパーの精肉店での仕事。これが苦痛で仕方ありませんでした。男性チーフがワンマンで、「こんなこともできないのか!」などと怒鳴りつけるのです。言うことも日によってコロコロ変わり、私だけでなく、パート仲間はみんな不満でいっぱい。こんな日々が5年も続いていました。
「根本原因」を探っていくと…
神の教えを学ぶたびに出てくる、「自分を変える」という内容。でも、「悪いのはチーフなのに、なぜ私が変わらなきゃいけないの?」という気持ちが拭えません。ただ一つ、配信授業で目にした「感謝心で働ける我が心を願うべし」という神示には、ドキッとしました。働ける感謝はあったつもりでしたが、忘れかけていたお客さまのこと。パック詰めも、陳列も、人を思う気持ちなど、全く心の外。働く意欲の持てない根っこにあったのはこれだと気付き、祈願に取り入れ始めました。
そんな中、自分の心の癖を発見しました。「シャットアウト癖」です。「チーフは間違っている」と思った瞬間、心をピシャッと閉ざし、チーフの話も「聞く」というより、「聞こえている」だけ。挨拶すらせず、声を掛けられたら返すという、あまりに無礼な私だったのです。
「自分を変える」。自分のどこをどう変えればよいかが見えて、腑(ふ)に落ちました。逆に言えば、今までそれが分からなかったから、「チーフが変わってほしい」とひたすら願っていたのです。悩みの根本原因は、私の心にあったと再確認しました。
向き合う姿勢がグレードアップ
自分と同じように、チーフにも「心」があって、考えていることがある…。私は、それを度外視していました。「チーフはどんな気持ちで言っているのかな?」とフラットに耳を傾ける感覚。聞く気がさらさらなかった以前と違い、話がすっと心に入ってきます。言葉は乱暴でも、どれもチーフの立場上、言わなければならないことばかり…。「今まで何度も言わせて申し訳なかった」という思いが込み上げてきました。
私がすべきことは、目の前の仕事をしっかりやる。当然のことですが、心が定まったおかげで、「このお肉をスライスして、次はあのお肉を…」とテキパキ動けます。そのうち、チーフの言動がまるっきり変わってきたのです。「これ頼む」「ありがとう」。先日は、私が「このお肉のグラム数、少し不安なので確認させてください」とドキドキしながら尋ねると、「大切なことだから、何回聞いてもいいよ」と優しく言ってくださいました。何があったんでしょう…と思うくらいの変化です。
私だけでなく、パート仲間も、チーフと普通に会話しています。みんなと「チョー気持ちいい!」と大笑いする毎日。5年も苦痛で仕方なかった職場が一変。今は、楽しくて仕方ありません。
仕事とは 人 物 全ての存在が 重なり合って生み出す力(環境)をいう
「教え」を人生の支えにして 関わりを深める努力をする
「道」欠き 外す心の動きは慎み 協力 協調する動きを取る
自然と互いの運命が重なり 補い合って 調和して「生きる」環境を生む
仕事とは
人 物 全ての存在が
重なり合って
生み出す力(環境)をいう
「教え」を人生の支えにして
関わりを深める努力をする
「道」欠き 外す心の動きは慎み
協力 協調する動きを取る
自然と互いの運命が重なり
補い合って
調和して「生きる」環境を生む
『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』15ページ(中略あり)