「先生ってうそつきだよね」。小学校教諭3年目、子供たちから衝撃のひと言。「先生は、約束を破っても絶対謝らない」と言うのです。確かに、急きょの時間割変更のときなど、生徒には「変更したから」で済ませていました。
あぶり出された自分の修正点
予定が変わるのは仕方ないこと…と思っていましたが、子供たちにしてみれば、がっかりしたでしょう。それなのに「ごめんね」も言わなかった、不誠実な自分があぶり出されました。
『友輝』を読み、私に欠けていたのは「素直、正直な姿勢」と確認。早速、実践です。急な変更のとき、いつもは「何で~!」とブーイングの嵐でした。でも、「ごめんね。実は、国語より算数の方が遅れてるんだけど、どうかな?」と相談口調で理由を説明すると、あっさり納得してくれたのです。「先生、分かった。次、楽しみにしてるね!」の言葉に、子供たちとの壁が取り払えた気がしました。
立場をわきまえた関わり方
今回ばかりは、子供たちが、私の先生になってくれました。教師というのは、人がいないとできない仕事です。だからこそ、人の役に立てるように「自分から関わっていく」。友輝会で学んだことを、あらためて強く意識しました。職員室で、年配の先生が力仕事をしていたら、「代わります」と思わず駆け寄ってしまいます。まだまだ気が利かないところもあるので、常に周りを見て、何か気付けるようにと努力中です。
職員会議では、「○○先生の意見も分かりますが、僕はこう思います」と発言していきます。すると、「先生が言うなら」と、受け止めてくださるのがありがたいです。「素直、正直」とは、ズバズバ言うことではなく、相手の心を大切にしながら、自分の気持ちも伝えていくこと。神の教えのとおりに関わっていくほど、縁が深まったり、物事がスムーズに流れたり。教えで生きる大切さを感じます。
ぼやっとせずにいられる!
もし、教えを知らずにこの仕事をしていたら、どこかで行き詰まっていたと思います。「どういう姿勢で取り組めばいいか」その軸が持てるおかげで、ぼやっとせずにいられるのです。
子供たちと笑い転げる毎日は、充実感でいっぱいです。もし、自分が仮面をかぶっていたら、子供たちに何も伝わらないはず。だから、これからも「素直、正直な先生」を意識して関わっていきたいと思います。
「心の正道」学び深めて生きるなら
人は誰も 生きがい 喜び多い人生を歩み抜けるのである
若芽の今(時代)は 心 素直 正直に日々送る
今を生きる「正道」と申す
この心は 目上の愛(情け)を得て 誠(誠実)に生きる時代につながる
「心の正道」学び深めて生きるなら
人は誰も 生きがい
喜び多い人生を
歩み抜けるのである
若芽の今(時代)は
心 素直 正直に日々送る
今を生きる「正道」と申す
この心は 目上の愛(情け)を得て
誠(誠実)に生きる時代につながる
『真実の光・神示 平成18年版』113ページ(中略あり)