No. 748

人生、どん底からの大変化
神が下さった生きる希望
(北海道YN/40代男性/無職)

車の運転が大好きで、施設の送迎車の運転手として、やりがいにあふれた毎日。その人生が一変したのは、8年前でした。くも膜下出血で、右半身に障害が残り、失語症も発症。運転はおろか、文字が書けず、物すら持てなくなりました。会話しようとしても、うまく言葉が出てきません。寂しく、むなしい自分の人生。「もう疲れた。死にたい」と、生きる希望を失いました。

素直に入ってきた神の教え

そんな中、誘われて出席した供の会で、衝撃を受けました。自分より重い障害の方もいるのに、皆さん生き生きされているのです。なぜだろう…と疑問に思いながら授業を聞いていると、「今に満足、きょうに感謝」という神示が心に入ってきました。私は、あれもできない、これも…と心が悲観的で、支えてくれる人への感謝がなかったと素直に思ったのです。

供の会の方々は、それぞれの立場で誰かの役に立とうとしていて、自分にもできることがあるかも…と感じました。「自分も生きていいんだなあ」。そんな喜びまで込み上げてきたことを、今も覚えています。

自分なりの役立ち方を見つけて

運転好きの私は、頭の中で地図を鮮明に思い描けます。ある日、家族と車で出掛けた時、脳内の地図を頼りに、口頭で道案内をしました。するとみんなが驚き、「すごいよ。カーナビがいらないね。人間ナビだね!」と喜んでくれたのです。運転はできなくても、こんな役立ち方があると思ったら、うれしくてうれしくて、大きな自信になりました。

右手は動かせなくても、左手なら使えます。何かできるようになろうと、知り合いの喫茶店のマスターから、コーヒーの入れ方を習い始めました。家族や来客にコーヒーを出すと、笑顔になってくれます。コーヒー通の叔母は、辛口の評価ですが、おかげで向上心がかき立てられています。

毎日が「守られている」実感

今、どこに行ってもすてきな出会いを頂く毎日です。中でも、偉光会館に行くのが、楽しみで仕方ありません。職員さんや皆さんに挨拶をして、窓口で買い物をします。「笑顔で、優しい声で話してくれるから、いるだけでほっとする」などと褒めていただきます。病院やリハビリでも、スタッフの方に「あなたが来ないと寂しいのよ」と言ってもらい、うれしいです。

障害者になるまでは、正直、神と歩んでいなかったです。でも、今は神に守られていることを、毎日毎日感じます。「もっと人の役に立てますように」と祈願していたら、洗濯、掃除、雪かき…と、一年一年、本当にできることが増えています。たどたどしくても左手で文字が書けて、感謝の思いを投稿できる喜びも格別です。「どんな環境でも人生は前向きに変えられる」ことを、供の会をはじめ、周りの人に伝えていくのが、今の自分の目標です。

神示で確認 「喜び」の仕組み

「真理」を学び 「心(人生)」に生かすべし
 生かすほどに 気持ちはゆったり流れ 今ある(存在)ことに感謝が持てる
心の健康――今に満足 きょうに感謝して 全ての出会いに奉仕する人の心(姿)を申す
 「運命」に重なる心の動きが 真の健康を生む

『真実の光・神示 平成24年版』117ページ

神示で確認 「喜び」の仕組み

「真理」を学び
    「心(人生)」に生かすべし
 生かすほどに 気持ちはゆったり流れ
  今ある(存在)ことに感謝が持てる
心の健康――
  今に満足 きょうに感謝して
    全ての出会いに奉仕する
      人の心(姿)を申す
 「運命」に重なる心の動きが
    真の健康を生む

『真実の光・神示 平成24年版』117ページ