親の愛を知らずに育った子供時代。両親は離婚し、母に引き取られましたが、生活が苦しく、我慢ばかり…。しかも、母はとても厳しい人で「駄目」と言ったら「駄目」。だから、私は家が嫌いでした。
その後、家庭を持った私は「娘にだけは同じ思いをさせまい」と必死に働き、生活は安泰。叱らない子育てをし、ありったけの愛を注いできたつもりです。しかし、夫とはうまくいかず離婚。さらに、娘から「あんたは仕事のみじゃん。恥ずかしい親」と衝撃の言葉…。声も涙も出ないほどショックで打ちのめされました。
娘の姿は、かつての私
親に欲しい物すら言えなかった私と、欲しい物は買ってもらえた娘。表面は違っても心は同じ。「寂しさ」があったのです。あれほど娘には味わわせたくなかったのに、全く同じ思いをさせてしまっていた…。そこに気付けたのは、神の教えを真剣に学ぶようになってからです。
だからこそ見えた母の思い…。きっと私と同じで、必死だったんだろうな。厳しかったのも、母なりの愛があったんだろうな…と感謝が湧いてきたのです。この心の雪解けは、自分でも不思議でした。
気付いた今こそ、実践の時!
同居している母への「体、大丈夫?」の声掛け。言葉は同じなのに、前と違って心がこもります。そのうち、いつも「ちゃんと湿布貼ってよ!」と強く言っていた母が、何をしても「ありがとう、ありがとう」と感謝してくれるようになったのです。
母と心が通うのと同時進行で、娘とも心が通い始めました。照れもためらいも捨てられるよう祈願して、とにかく自分の思いを表現するように努力したのです。「あなたの仕合せが一番だから」「何があってもお母さんはあなたの味方」と。「親子だから分かるだろう」ではなく、「親子でも言わなきゃ分からない」そんな気持ちでした。
少しずつ、娘も変わっていきました。「お母さん、疲れたでしょ」と入れてくれるお茶は飛び切りの味。先日は「お母さん、大変なときは頼ってね」と言ってくれ、その優しさに胸がいっぱいになりました。
「掛け替えのない場所」に
仕事を終えて帰ると、「ご苦労さま。お風呂入りな」と気遣ってくれる母。「お母さんも風邪ひかないようにね。元気でいてほしいから」と返す私。幼い頃、あれほど求めていた愛が、家中にあふれています。
大嫌いだった家が、大好きな場所へと生まれ変わった奇跡。今、家族が大好きです。
神示で確認 「喜び」の仕組み
心(運命実体)で生きる人間は 「教え」のある家庭に身(人生)を置くことで
実体は修正され 運命が導く人生を手にできる
家庭の姿(真実)を知って 親子で会話を楽しむ心を持つべし
――家族それぞれ あるべき立場を守って生活する――
この思いを 互いに欠かさず 生活すれば 自然と思いは重なり 魂安らぐ家と成る
「教え」が家族の心を一つに重ね 我が家の「心の道」をつないでゆく
『真実の光・神示 平成29年版』118ページ(中略あり)
神示で確認 「喜び」の仕組み
心(運命実体)で生きる人間は
「教え」のある家庭に
身(人生)を置くことで
実体は修正され
運命が導く人生を手にできる
家庭の姿(真実)を知って
親子で会話を楽しむ心を持つべし
――家族それぞれ
あるべき立場を守って
生活する――
この思いを
互いに欠かさず 生活すれば
自然と思いは重なり
魂安らぐ家と成る
「教え」が家族の心を一つに重ね
我が家の「心の道」をつないでゆく
『真実の光・神示 平成29年版』118ページ(中略あり)