No. 705

遠慮の裏にあった自我
夫婦で思いを語るとは?
(長野県NN/50代女性/パート)

仕事中、突然胸がぎゅっと締め付けられ、息苦しくなりました。診察を受けると、特に問題はないとのことでしたが、一週間後もまた同じ症状…。場所が心臓だけに、一気に不安になりました。揺れる心を御神体に祈願し、ふと開いた教会書籍。「有限の人生」のフレーズが目に飛び込んできました。もし私の心臓が止まったら…? このままでは悔いを残すと焦ったのです。

善かれと思っていたことも…

神の教えにある、夫婦で思いを語り合う大切さ。できていないと分かっていました。「争うくらいなら、私が我慢すればいい」そうやって思いを抑えてきたからです。でも、心では「本当はこうしたい」と、しっかり思っています。「遠慮するのがいいこと」と思う自分。これを修正しなければ…と、ようやく気持ちが動きだしました。

実は最近、夫に遠慮して黙っていたことがありました。義妹との関係がぎくしゃくしてしまい、モヤモヤ…。でも「夫の妹だから」と思うと言えなかったのです。この気持ちを伝えてみようと、すぐ御神体の前で祈願し、勇気を振り絞って夫に話しました。嫌な顔をされるかと思いましたが、「そうだったのか…。でも、妹の性格を思うと、気にすることないよ」とさらっと言ってくれ、私の思いもすっと流れていきました。

言わない上に聞かない自分

やっと話せた私の本音。その時、あることに気付きました。私は、自分の思いを「言わない」だけでなく、相手の思いも「聞かない」人だったのです。

例えば実家に行くとき、夫には「行ってくるね」とだけ言って、出掛けていました。でも、これでは事務伝達。「母が体調を崩したから心配で…。様子を見に行ってもいいかな?」と伝えてみると、夫は「それは心配だ。行っておいで」と気持ちよく送り出してくれました。前は「また行くのか?」と、けげんそうな顔をされることもあったので、うれしい変化です。

「思いを語り合う」を体感

不安だった心臓のことも、夫の「すぐ診てもらおう」のひと言で病院へ。異常はなく、しかも息苦しさはあれから一度もありません。それでも、夫は体調を気遣い、私が仕事で遅くなる日は、夕飯を作ってくれています。「今夜はシチューだよ。材料全部買ってきた」と誇らしそう。私も「わーおいしそう! でもね、材料は家にあったんだ。今度場所を教えるね」と、ねぎらいながら伝えます。二人で思わず笑顔。余計な遠慮のない、何とも心地よい会話です。

毎日、御神体に手を合わせながら、つくづく思います。祈願で神に心を守ってもらえることがどれほどありがたいか…。もうすぐ新年。来年の御神体も、大切にお預かりさせていただきたいです。

神示で確認 「喜び」の仕組み

――神の教えを我が家に生かす――
 生かすほどに 会話が弾み 家族の心(人生)は重なってゆく
 限りある時(時代)を「生きる」 人生の真実に気付いて
    家族と触れ合う心の交流を軽んじてはならない
 「教え」を学び 愛ある心(気持ち)を家族に向ける
 自然と 思いは重なり 家人それぞれが六つの花を手にできる

『真実の光・神示 平成28年版』38ページ

※六つの花びら;神が人としての仕合せを六つの花びらに例えてお教えくださった、基本真理の一つ。夫・妻、男女の子供、健康、職業、生活、希望の六つに恵まれることが、人としての仕合せなのです。六つの花びらは、順にかなっていきます。夫婦が仲良く暮らすと、親子の仲も良くなります。そのような家庭を築けると、健康に恵まれ、人の役に立とうという意欲も枯れません。社会で活躍できるので、生活に困ることもなく、大きな希望を持って人生を歩めます。詳しくは『理知の真理13』10ページで確認しましょう。

神示で確認 「喜び」の仕組み

――神の教えを我が家に生かす――
 生かすほどに 会話が弾み
   家族の心(人生)は重なってゆく
 限りある時(時代)を「生きる」
      人生の真実に気付いて
  家族と触れ合う心の交流を
    軽んじてはならない
 「教え」を学び
  愛ある心(気持ち)を家族に向ける
 自然と 思いは重なり
    家人それぞれが
      六つの花を手にできる

『真実の光・神示 平成28年版』38ページ

※六つの花びら;神が人としての仕合せを六つの花びらに例えてお教えくださった、基本真理の一つ。夫・妻、男女の子供、健康、職業、生活、希望の六つに恵まれることが、人としての仕合せなのです。六つの花びらは、順にかなっていきます。夫婦が仲良く暮らすと、親子の仲も良くなります。そのような家庭を築けると、健康に恵まれ、人の役に立とうという意欲も枯れません。社会で活躍できるので、生活に困ることもなく、大きな希望を持って人生を歩めます。詳しくは『理知の真理13』10ページで確認しましょう。