学生の頃、哲学を専攻していた私は、「人間についていつも考えている自分は、何でも分かっている」というおごりがあったように思います。周りからの「あいつは変わっている」は褒め言葉で、独創的という意味に捉えていました。
多くの人の愛と支えに気付いて
そんな私の目を覚ましてくれたのが、神の教えでした。「自分は賢く、相手が愚か、そのようなことはないのです」「多くの人に、かばわれ、許され、愛をかけられてきたのだから、人にもそうしてほしい」。心に突き刺さりました。皆、「変わっている」と言いながら、付き合い、見守ってくれていたんだ。どれほど多くの愛があって、自分がいるのだろう…と気付いたのです。
そこから、人への触れ方が変わりました。人との正しい関わり方を教えてくれたのも、神の教えです。「人の話を最後まで聞き、自尊心を傷つけない」。教えを意識し、会話をするときは、まずキャッチャーになろうと心掛けました。友人と意見が違っても否定せず、「なぜそう思うんだろう?」という気持ちで聞いていきます。すると、その人の生い立ちや経験に触れられて、人となりを知るのが楽しくなっていったのです。相談されることも増え、「親身になって聞いてくれてありがとう」と喜ばれ、縁が深まっていきました。
人に受け入れられる生き方が
社会人になって、数年たったある日、地方で働いていた友人から、「結婚するので、友人代表で手紙を書いてほしい」という連絡があり、驚きました。人生の晴れ舞台に、代表として声を掛けてくれるなんて…と。そして、友人の頑張りや人柄を精いっぱいたたえる気持ちで書いた祝辞。思いが届いたのでしょうか、披露宴の後、早速に「自分の人生そのものと思えて感動した。ありがとう」と電話をくれました。神の教えを実践するうちに、人の人生を敬う心を身に付けられたのかなと、自分でもうれしかったです。
転勤も何度か経験しましたが、どんな場所でも、どんな人たちからも、「あなたは、誰にでも平等に接してくれる」というのが定評に。いつしか「変わり者」ではなくなっていたのです。
神が下さる仕合せの花
もし、若い頃のままの生き方をしていれば、周りから浮き、目上の引き立ても得られず、どんどん孤立した人生を送ったはず。寂しさから、酒に溺れるなど、身を持ち崩して、どこかでのたれ死にしていたのでは…とさえ思うのです。神に大きな病などから、命を救われたわけではありません。しかし、今、命を頂いている。そればかりか、妻子に恵まれ、仕事に恵まれ、生きる意欲が枯れることがない。「仕合せの花を咲かせていただいている」としみじみ思います。
人間が考えた学問は、時に人を傲慢(ごうまん)にもしますが、神の教えは、学べば学ぶほど謙虚になれる。探し求めていた、人生の正道を、これからも踏み外さないように歩んでいきます。
神示で確認 「喜び」の仕組み
「教え」を学び 「実体」を高めることに思いを向けて 日々歩む
「真理」が「心(人生)」の支えとなって 多くの人との出会いが深まってゆく
家族の会話も ますます深まり 六つの花びらが咲き誇る
人とこの世に生まれきて 真実「真理」に悟りを得て 「正道」をゆく
「開運」かなう人生を 神の手の中 歩んでまいろう
『真実の光・神示 令和2年版』103ページ(中略あり)
※六つの花びら;神が人としての仕合せを六つの花びらに例えてお教えくださった、基本真理の一つ。夫・妻、男女の子供、健康、職業、生活、希望の六つに恵まれることが、人としての仕合せなのです。六つの花びらは、順にかなっていきます。夫婦が仲良く暮らすと、親子の仲も良くなります。そのような家庭を築けると、健康に恵まれ、人の役に立とうという意欲も枯れません。社会で活躍できるので、生活に困ることもなく、大きな希望を持って人生を歩めます。詳しくは『理知の真理13』10ページで確認しましょう。
神示で確認 「喜び」の仕組み
「教え」を学び
「実体」を高めることに
思いを向けて 日々歩む
「真理」が
「心(人生)」の支えとなって
多くの人との出会いが
深まってゆく
家族の会話も ますます深まり
六つの花びらが咲き誇る
人とこの世に生まれきて
真実「真理」に悟りを得て
「正道」をゆく
「開運」かなう人生を
神の手の中 歩んでまいろう
『真実の光・神示 令和2年版』103ページ(中略あり)
※六つの花びら;神が人としての仕合せを六つの花びらに例えてお教えくださった、基本真理の一つ。夫・妻、男女の子供、健康、職業、生活、希望の六つに恵まれることが、人としての仕合せなのです。六つの花びらは、順にかなっていきます。夫婦が仲良く暮らすと、親子の仲も良くなります。そのような家庭を築けると、健康に恵まれ、人の役に立とうという意欲も枯れません。社会で活躍できるので、生活に困ることもなく、大きな希望を持って人生を歩めます。詳しくは『理知の真理13』10ページで確認しましょう。