No. 657

今からでも遅くなかった!
「喜びの声」でもらう勇気
(岩手県KS/50代女性/事務員)

いつからこうなってしまったのか…。短気で頑固で口の悪い夫に嫌気が差し、嫌いを通り越して無関心に。話をする必要性を感じず、挨拶すら交わしていませんでした。

くじけそうになっても…

「喜びの声」を読むと、たくさんの方が温かい夫婦関係を築いていて、「すごいな」と思う半面、次に出てくる感情は「自分には無理」。いまさら恥ずかしい…と思うのです。しかし、継続の力は大きいです。毎日読んでいるうちに、「自分もやればできるかも」と勇気に変わっていきました。私にとっては、「おはよう」さえも大きな一歩。一生懸命祈願して声を掛けました。しかし、無反応で心が折れそうに…。それでも、また「喜びの声」を読み、くじけずに頑張る勇気をもらう…、その繰り返しでした。

それから、自分だけが知っていることを、夫に伝える努力もしました。離れて暮らす子供のこと、夫の両親のことなど…。「娘が熱出して寝てるんだって」「そうか」と短い会話ですが、だんだんやりとりが続くようになっていったのです。

これまでになかった心の動きが

夫は定年退職後、再就職先を探していましたが、なかなかうまくいかず、体調も崩しがちでした。夫が横になっていても、昼寝なのか、体調が悪いのかが分からないほど無関心だった私。でも、ある時、ふと「どれだけ不安な気持ちなんだろう?」と感じたのです。これまでにない自分の心の動きに驚きました。

「何か食べたい物ある?」と聞くと、「しゃぶしゃぶ」と返ってきました。我が家は、私も子供もお肉が苦手で、献立は魚料理が中心。肉料理は年に数回でした。夫は肉好きなのに…。申し訳なさが込み上げ、心を込めて作りました。夫はうれしそうな顔をして、パクパク食べてくれました。

「お父さん、体調はどう?」「この食べ物、体にいいよ」夫の心が明るくなるように…と思うと、自然と言葉が出てきます。ある日、一通のLINEが届きました。「面接した会社から、今、採用の連絡があった」。たった一行でしたが、すぐに報告してくれた夫の気持ちがうれしくてたまりませんでした。

「私には無理」じゃなかった!

実は私は、離れて暮らす娘の態度が素っ気ないことも悩みでした。LINEを送っても既読スルーで、泣き顔のスタンプを送ったこともあります。でも、夫とうまくいき始めたおかげで自信がつき、娘との関係も好転。最近ではLINEが続き、先日は、「いつかまた一緒に住みたいね」と言ってもらいました。

「喜びの声」で読んだ家庭の温かさを、私も実際に味わえるようになってきました。「今からでも遅くなかった!」必ず仕合せを味わえる神の教えは素晴らしいです。

神示で確認 「喜び」の仕組み

心(魂)安らぐ家庭を手にするために 気付きを深める我であれ
 「教え」を学び 「教え」に生きて 家族に触れる
 ――夫婦 親子は 心支え合う――
    欠いてはならぬ 出会い(縁)の基本と申す
 会話を楽しみ 相手の思いを受けて 事を運ぶ
 そこに 仕合せの芽(心)が芽吹いてゆく

『真実の光・神示 平成26年版』106ページ(中略あり)

神示で確認 「喜び」の仕組み

心(魂)安らぐ家庭を手にするために
    気付きを深める我であれ
 「教え」を学び 「教え」に生きて
    家族に触れる
 ――夫婦 親子は 心支え合う――
    欠いてはならぬ
      出会い(縁)の基本と申す
 会話を楽しみ
  相手の思いを受けて 事を運ぶ
 そこに 仕合せの芽(心)が
    芽吹いてゆく

『真実の光・神示 平成26年版』106ページ(中略あり)