No. 73

長男の引きこもりで変われた私

( 宮城県YI/50代女性/主婦)

大学生の長男が引きこもるようになり、進級も危うくなってしまいました。学校から呼び出されても、仕事で多忙な夫は、「専業主婦なんだから、子供のことはおまえが」と私任せ。私も、夫に頼るのは申し訳ないし、当然自分の役目と思っていました。

それが、教会の勉強会で、「子供の悩みは夫婦の問題」と学び、夫と心を一つに、息子と向き合えていない我が家の姿に気付いたのです。妻として、母として、家族のためにできることは何か。教会の授業や書籍で、何度も見詰め直しました。

自分の我の強さが出ないよう、神に語り掛けながら夫を頼っていくうちに、多忙な中でも何かと関わってくれるようになったのです。やる気を見せない長男を責める心を流し、一番つらいのは本人だという思いを、常に夫婦で共有。子供のために心を重ねられる安心感は何にも代え難く、夫に対して感謝が湧いてきました。

こうして支え合う喜びを、息子にも味わってほしい、何かできることで…と考え、一緒に料理を作ったり、洗濯物を干したり、家事を手伝ってもらうようにしたのです。前向きに頑張る姿を夫に伝え、「変わったな」と認める夫の言葉を息子に語る毎日。やがて、息子は新聞配達のアルバイトをするようになり、大学にも復学できたのです。

気が付いたら、夫や息子の言動に反応して、すぐに口にしていたきつい言葉も出なくなりました。「お父さんが帰ってきたら、この話をしよう」と、夫との会話を楽しみにしている私です。「息子のおかげでこんなにも変われた」そう感じられる自分になれたことに感謝です。