No. 646

死の恐怖から抜け出した!
心を立て直せたのは…
(大阪府MT/50代女性/主婦)

精神疾患があり、一度心がなえると、なかなか立て直せません。そんな私が、がんを宣告され、しかも最終段階のステージⅣ。「死ぬんかな。どのくらい生きられるだろう」から始まり、「死んだらどうなるの」「娘は…」とどんどん悪い方に考え、不安で不安で仕方なくなる一方だったのです。

生き方のこつをつかんで

夫と教務相談を受け、その中で夫婦で心を重ねて治療に臨む大切さを知りました。互いに意地を張り合い、けんかの絶えない私たちには、とてもハードルが高いこと。しかし、神が応援してくださっていると思うと、「夫と向き合おう。それにはどうすれば…」と真剣に学び始めたのです。

徐々に心が悪い方に動かなくなりました。夫とけんかしても、教会図書を読むと心が落ち着いて、自分から素直に謝れます。洗濯物の干し方やリモコンの置き場所でもめるのがくだらなく感じ、何でもやってくれていることがありがたく、「ありがとう」と言えたのです。「心をゆったり、ゆったり」と意識していると、言葉も柔らかく、夫とも穏やかに会話が弾みます。「こんなときはこうすればいいんや」。生き方のこつがつかめて、心の引き出しが増えていくようでした。

家族の支えが原動力に

入院中は、夫婦でメールのラリー。夫は私の体調を優しく気遣い、娘に作った食事の写真を送ってきてくれたりしました。私もすぐに、「大丈夫だよ」「おいしそうだね」と返信。4度も手術をしたのに、不安がなく、受けるたびに心が軽くなるのが不思議でした。家族の支えが、私が前向きになれる何よりの原動力だったのです。

抗がん剤の治療が無事終了。薬の副作用は最小限で済み、心の病も落ち着いています。バラバラに取っていた食事を最近は家族で一緒に食べたり、親子3人が川の字で寝たり。そんな普通のことが仕合せです。「やらなきゃ」と思っても気持ちが動かなかった家事も、できつつあります。心の弱かった私が、がんを通して、「心を立て直す」生き方をつかめたことが、一番の収穫です。私が変われるチャンスを、神が下さったとしか思えません。

今度は自分が家族に恩返しを

8歳の娘が「だっこ」と甘えてくると、ぎゅっと抱き締めます。親からされた経験がないので、こんなことができるのも喜びです。夫も、私も両親が離婚し、家庭の良さを知りません。そんな私たちが、今ぬくもりある家庭を築き始めています。自分の殻にこもらず、家族に温かい関心を持って、ゆったりと過ごす努力を欠かない。家族からもらった愛を、今度は自分が夫や娘に恩返しする番だと、希望にあふれています。

神示で確認 「喜び」の仕組み

真の健康手にする極意は一つ ――「運命」に重なる生き方をする――
 和心育つ家庭を求めて 「真理」に生きてごらん
 自然と 家族の心は 寄り添い 重なり合って 支えて「生きる」心が育ってゆく
 家族の触れ合いを通し 心の不安 迷いは治まるのである
神に思いを預け 日々「真理」に生きる心が強くなるほど
    心の動きは安定し 「生きる」希望が持てる

『真実の光・神示 平成25年版』89ページ(中略あり)

神示で確認 「喜び」の仕組み

真の健康手にする極意は一つ
  ――「運命」に重なる
      生き方をする――
 和心育つ家庭を求めて
    「真理」に生きてごらん
 自然と 家族の心は
  寄り添い 重なり合って
   支えて「生きる」心が育ってゆく
 家族の触れ合いを通し
  心の不安 迷いは治まるのである
神に思いを預け
  日々「真理」に生きる心が
      強くなるほど
    心の動きは安定し
      「生きる」希望が持てる

『真実の光・神示 平成25年版』89ページ(中略あり)