No. 635

家族で乗り越えた父の病
素直な心で生きる手応えが
(福井県CO/20代女性/放課後児童支援員)

父の心臓に異常が見つかりました。「自然の物は自然に」という考えの父は、「心臓が止まるなら、それも定めだ」と治療に否定的。私は、「もっと自分の体を大切にしてほしいのに…」と悲しかったです。

父に届いたみんなの思い

日頃、友輝会で、若い時は素直、正直に生きることを何度も学んできた私。こんな時こそ、素直に正直に気持ちを話すことが大切と決意。「お父さんには長生きして、私の結婚式や子供の顔も見てほしい」。母も「ずっと一緒にいたいで」と伝えました。

「お父さんを励まそう」と、離れて暮らすきょうだいとグループ電話をすることに。寡黙な父が思いを語り、母が「時間がたてば治ると思っているんだよね」と補足。私たちきょうだいも、「お父さんの考えも分かるよ」「でも家族だから放っておけない」「病気に向き合ってほしい」と語り掛けました。説得しようとするのでなく、父の考えも受け入れながら思いを語り合えて、家族の心が通じ合っていると実感しました。

すると、父の心に変化が。「自分一人の体ではない。家族のために治療しよう」と言ってくれたのです。

深まった家族の絆

入院中、父に電話すると、声のトーンが低く、緊張感が伝わってきました。入院も手術も初めてで、どんなに不安だろう。そう思うと、いつも父に支えてもらってばかりだから、今度は私が支えたいと強い気持ちが湧きました。きょうだいみんなで励ませたのも心強かったです。無事に治療を終えて退院した父は、「心配してもらってたんだね。ありがとう」とうれしそうでした。

後日、家族みんなで神の教えを学んだ時のこと。感じたことを伝え合っていると、全員の気持ちがますます一つに重なる感じがしました。父は「病気になって、家族の支えが力になることが分かったよ。家族の絆も深まってうれしい」と言いましたが、私も同感です。

何でも話せる大切な場所

私は自分の殻にこもりやすい性格でしたが、素直に正直に…と努力してきて、親の愛情を素直に感じられるようになりました。私にとって我が家は、何でも話せて、一番安心できる大切な場所です。仲の良い家族ですが、もっと磨きをかけたいです。

神示で確認 「喜び」の仕組み

――仕合せの基は 和のある家庭――
家族で「教え」を学ぶほど 家族の心は重なり 会話が深まる
 自然と家族を思う心(愛情)が育まれ 「運命」に導かれた人生が歩める
 運命の力を引き出す家庭の姿が ここにある

『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』89ページ(中略あり)

神示で確認 「喜び」の仕組み

――仕合せの基は 和のある家庭――
家族で「教え」を学ぶほど
  家族の心は重なり 会話が深まる
 自然と家族を思う心(愛情)が育まれ
  「運命」に導かれた人生が歩める
 運命の力を引き出す家庭の姿が
    ここにある

『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』89ページ(中略あり)