(福島県KK/60代女性/会社員)
「家に帰っても、私の居場所なんてない…」ずっとそんなふうに思っていました。神の教えを学んでハッとさせられる気付きがあっても、いざ家に帰ると、真理から懸け離れた心になって、また学ぶ…その繰り返しの日々でした。
しかし、「このまま教えを学ぶだけで、実践しなくては意味がないのではないか…」という思いを抱くように。今までの自分を振り返ってみると、思い込みが激しく、感情的な性格から、あまり家族との会話を持てていなかったように思います。食事の時間も、自分のやることを優先し、私が食べる時にはみんなの食事が終わっていることもありました。そこでようやく、私は自分から家庭での居場所をなくしていたことに気が付いたのです。
これではいけないと思い、「一緒にご飯食べよう」と、自ら率先して声を掛け、みんなで食事をするように心掛けました。すると、たわいのない会話をしたり、冗談を言ったり、だんだんと楽しい時間を過ごせるようになっていったのです。今までの日々を思い返すと、信じられないほどの変わりようです。
会話をすると、子供たちの考えていることも自然と分かるようになっていきました。何より、夫と過ごす時間が増え、互いに思いやりの心を持てるようになったことが大きな変化です。居場所がないと思っていた家庭が、いつの間にか、居心地の良い場所へと変わっていました。
夫婦仲良く、親子仲良くすることが、どれほど大切なことなのか、深く実感しました。これからも家庭で教えを生かす努力をしていきたいと思います。