No. 66

薬と縁が切れる私に

(山形県YT/50代女性/販売業)

私は、ずっと薬と縁が切れない生活を送っていました。なかなか良くならないと気持ちが焦り、自暴自棄になることも。それでも神の教えを学ぶうちに、自分の心の在り方に原因があるのではないかと思うようになりました。

体がつらいとはいえ、身近な夫を気遣うどころか、責めたり、不満をぶつけたり。心の動きを一つ一つ意識して、教えを生かせるように、神に語り掛けながら努力しました。

それまでは、夫のささいな行動が気になって、「電気がつけっぱなしよ」などと強い口調の私でした。それが、「消し忘れもあるよね」と穏やかな気持ちでいられるようになったのです。最近では、夫との和やかな会話も増えて、毎日が楽しくなり、不安やいらいらが随分減った自分に気付きました。ご近所の方々との縁も深まり、接客の仕事にもやりがいを感じるようになりました。

そんなある日、通院先の医師から、「数値が良くなってきているので、薬は飲まずに様子を見てみましょう」と言われ、驚きました。「薬と縁が切れることはない」と言われていたからです。多いときは20数種類もの薬を服用していた私が、何も飲まなくてもいい日が来るなんて夢のようで、思わず心の中で神に「ありがとうございます」と言いました。

自分の心の在り方で、こんなにも変わるなんて、あらためて神の教えを学んで生かせるありがたさに感謝でいっぱいです。