No. 65

「気にならない」楽な生き方の自分に

(静岡県MM/60代女性/パート)

総菜作りのパートを始めて三年。以前は人の言動に振り回され、辞めようと思ったこともあります。それが、神の教えを学び、「相手じゃなく、自分の感じ方が問題だった」と気付いてから大きく変わりました。今は、人の心が学べて楽しい職場とさえ感じます。

ある日、パートの仲間が「大丈夫?」と駆け寄ってきました。「あの人に、あんなにきつい言い方をされて、つらくなかった?」と心配してくれるのです。私は、全く気になりませんでした。話題の彼女は言い方がストレートで、今まで何人もパート仲間が辞めていったほどです。仕事が早く、周りのペースにいらいらし、それをずけずけ言うので、最初は私もびくびくでした。

しかし、神の館で「どんな人にも良さがある」と学んでからは、相手の言動が気になる気持ちを神に訴え、自分から彼女に声を掛けるように努めたのです。

少しずつ会話ができるようになって、「あなたは、仕事ができてすごいね。でも、みんな同じようにはできないよ」と言うと、「そうなの?」と驚いていました。それからは、少しだけきつさが弱まったように感じました。相変わらず文句を言いながらも、私の言葉は聞いてくれます。彼女に助けられることも多く、人にはそれぞれ良さがあるとよく分かります。今は、ご縁があって一緒に働ける仲間を大切に思えるようになりました。

長年、人間関係で悩んでいたことがうそのようです。いろいろあった姑にも、最期には「ありがとう」と言ってもらえました。これも、感情に流されず、嫁として精いっぱい尽くせたから。全てが神の教えのおかげと、心から感謝しています。