(福岡県SH/50代女性/主婦)
3年前に夫が他界し、娘は嫁ぎ、息子も高校卒業後に関西で働き始めました。子供も独立し、親の務めは終わったと思い、いつの間にか親子の交流も薄くなっていました。
そんなある日、息子から連絡がありました。聞くと、体調が悪く、仕事を休みがちとのこと。「病院に行ってね」と心配しつつも、心では、もう大人だから大丈夫だろうと思っていました。
その頃、神の館で親としての在り方を学ぶ勉強会に出席。その内容に、もっとしっかり我が子と向き合わなければ…とハッとしたのです。電話では表情や環境は分からないと思い、自宅を訪ねると、青白い顔をした息子が…。交代制の仕事で無理を重ね、出勤できない状態になっていたのです。一人で抱え込み、どれほど苦しかっただろうと思うと、胸が詰まりました。
息子は潰瘍性大腸炎と診断され、仕事を退職し、治療に専念することに。我が家に戻ってきたことを機に、親子で教会に足を運び、一緒に学ぶようになりました。すると、食事の折にもたわいない会話が弾み、家の中に穏やかな空気が流れるようになっていったのです。この雰囲気が息子には必要だったのだと思います。
治療は順調で、どんどん体調が良くなっています。今は、アルバイトができるまでに回復しました。先行きに希望が持てたのか、表情がとても明るくなったと思います。神の教えがあったからこそ、親としての関わり方、会話の大切さに気付けました。心が大きく守られていることを実感し、感謝しています。