No. 606

「喜びの心遣い」を実践!
異国の地でつかんだ仕合せ
(アメリカMS/60代女性/主婦)

アメリカで信者になった36年前。もし、この神を知らなければ、味わえなかったであろう喜びを今、毎日かみしめています。

「自分が変わる」大切さ

全盲の長男に異変が見られるようになったのは、30歳の時。年月をかけて遠回りをして、やっと短大を卒業した頃です。最初は「被害妄想が激しい」くらいに思っていましたが、少しずつエスカレートし、幻覚や幻聴が現れるようになりました。「自分の体にドラッグを入れる人がいる」とナイフを持ち出したり、警察を呼んだり、もう何をするか分からず、私の心は大揺れ状態でした。

このような時、自分の心がどっしりしていなかったら、長男はもっと不安になり、荒れてしまう。動揺が激しいとき、心細いとき、神示集をよく読むようになりました。怒るのをやめよう、責めないようにしよう。その都度、神に訴えました。息子の心が安心できるように、「私の言動を変える」ことがどれほど大切か。神の教えで初めて気付かされたのです。

愛には愛が返ってくる

思えば、私たち夫婦と神との出会いは、子宝に恵まれなかったことでした。やがて長男、次男と授かったものの、決して優しく、温かい子育てとは言えなかったと、今は分かります。

元軍人で抑圧的な夫と、それを責める私…。でも、その姿は過去のもの。夫も私も、穏やかな物言いを心掛けるようになりました。統合失調症と診断された息子でしたが、問題行動が徐々に収まっているのです。

私は今、家族に「喜びの心遣い」を実践中です。家族の笑顔を想像しながら好物を買ってきたり、「きょうもお疲れさま」と声を掛けたり。ささいなことですが、「喜んでもらえるように…」という思いで触れ合うと、真心はちゃんと返ってきます。

疲れた顔をした夫に、「お仕事大変ね。よく頑張ってるね」と話し掛けると、最初は戸惑っていましたが、だんだん「きょうはこんなことがあった」と話してくれるようになりました。それに、私が「車にガソリン入れてくれるとうれしいなあ」などと甘えたら、気持ちよくやってくれるのです。

36年、神と歩み続けて…

最近、夫は、息子に「一緒に見るか」と声を掛け、歴史番組や旅番組を見ています。目が見えない息子のために、内容を説明しながら…。前はよく衝突していた二人が、今は楽しそうに笑っています。

神と出会っていなかったら、異国の地で家庭を維持できなかったでしょうし、子供を授かる喜びも味わえない人生だったと思います。長男の病は大変ですが、おかげで家族みんなの絆が深まっていて、その存在は本当に大きいです。「もっと和のある家庭、魂安らぐ我が家を目指したい」と欲張って、きょうも祈願させていただいています。

神示で確認 「喜び」の仕組み

真の健康手にする極意は一つ ――「運命」に重なる生き方をする――
 和心育つ家庭を求めて 「真理」に生きてごらん
 自然と 家族の心は 寄り添い 重なり合って 支えて「生きる」心が育ってゆく
 家族の触れ合いを通し 心の不安 迷いは治まるのである
神に思いを預け 日々「真理」に生きる心が強くなるほど
    心の動きは安定し 「生きる」希望が持てる
 安定した心に 「運命」の力が引き出されてゆくのである

『真実の光・神示 平成25年版』89ページ(中略あり)

神示で確認 「喜び」の仕組み

真の健康手にする極意は一つ
  ――「運命」に重なる
      生き方をする――
 和心育つ家庭を求めて
    「真理」に生きてごらん
 自然と 家族の心は
  寄り添い 重なり合って
   支えて「生きる」心が育ってゆく
 家族の触れ合いを通し
  心の不安 迷いは治まるのである
神に思いを預け
  日々「真理」に生きる心が
      強くなるほど
    心の動きは安定し
      「生きる」希望が持てる
 安定した心に
  「運命」の力が
    引き出されてゆくのである

『真実の光・神示 平成25年版』89ページ(中略あり)