No. 599

生き方を一気にリセット!
夫の故郷で暮らす仕合せ
(鹿児島県KK/40代女性/主婦)

結婚当初から、夫の「圧」を感じてきました。全て自分で決め、「俺が言うことは100%」なのが苦しかったです。そんな中、夫が「会社を辞めて、父のいる種子島に帰って農業を継ぐ」と言い出しました。

神に心を守っていただいた実感

前々から夫の意向を聞いてはいましたが、あまりに突然でビックリ。「よく決心したね。でも、相談はしてほしかったな」と伝えるのがやっとで、心の中では「通学中の子供たちもいるのに…。何で今なの?」と不満でいっぱいでした。

家族みんなで夫に付いていくことに決めたものの、私の心は受け止めきれていなかったのでしょう。移り住んですぐ、うつ病と診断されました。寝込んで何もできない私を、夫は一度も責めることなく、子供の世話などをしてくれました。それを見た時、感謝しかありませんでした。子供たちも、すぐに新しい学校になじんでいて、「私も頑張らなきゃ!」と感化されました。

「何とか元気になりたい」と神に願い、神示も必死に読みました。そのうちに、不思議と洗濯と料理だけはできるようになり、神が私の心を守ってくださっている…と思えてなりませんでした。

ある日、夫が「お母さんは料理上手だね」と褒めてくれました。「すごいうれしい。ありがとね」と伝えました。義父も、私の料理を「おいしい、おいしい」と食べてくれます。家族に必要とされるってこんなに仕合せなこと! 私にはそれが見えていませんでした。過去の暮らしを引きずって、自分で自分の心を苦しめていたのです。

感じ方が百八十度変わる不思議

夫の方こそ、一から農業を始める覚悟は相当だったと思います。私が「圧」と感じていたのも、「力強さ」の裏返し…と見方が変化していきました。だから、夫の考えをただのみ込むのではなく、まずは受け入れ、「私はね…」と言えるようになったのです。

あれほど感じていた「圧」は、今は「いてくれる安心感」に変わっています。先日、コロナのワクチン接種で、強い副反応が出てしまいました。その時に、夫が「よく効いてよかったじゃん」とひと言。これだけで安心できました。子供が友達とけんかしたときも、オロオロする私に、「よく話を聞いて、『相手の気持ちを考えようね』って伝えればいいよ」などとアドバイスしてくれます。夫の言葉で、不安だった私の心が、ポンと明るく変わるのです。

全てが好転していく奇跡

うつ病は、医師もビックリするほどの回復ぶりです。きっと、夫婦の絆がうんと深まったからだと思います。子供も「お母さん明るくなったね」と言ってくれました。

頑固な私は、これまで自分の思うように生活できれば「仕合せ」と思っていました。でも、今は「家族と一緒にいる」それが仕合せと思います。そして、近所の方をはじめ、離れて暮らす姉や元の地にいる友人など、人とのつながりのありがたさも強く実感しています。「この土地で夫が育ったんだなあ」と思いつつ、「種子島に来てよかった!」としみじみ感じる毎日です。

神示で確認 「喜び」の仕組み

人間が真に求める仕合せ 幸福は 形ではない
 多くの人との出会いに感謝し 感動し 共に味わう調和心にある
 愛され 信頼され 期待し合う 人間関係の中に生まれる生きがい「奉仕」
 「教え」を学び 心(人生)に生かした人が 真の出会いを手にできる

『真実の光・神示 平成28年版』64ページ

神示で確認 「喜び」の仕組み

人間が真に求める仕合せ 幸福は
    形ではない
 多くの人との出会いに感謝し 感動し
    共に味わう調和心にある
 愛され 信頼され 期待し合う
    人間関係の中に生まれる
      生きがい「奉仕」
 「教え」を学び
    心(人生)に生かした人が
      真の出会いを手にできる

『真実の光・神示 平成28年版』64ページ