「彼女が妊娠したから、結婚したい」と、長男から衝撃のひと言。息子は24歳になりますが、学生の頃から心配事が絶えず、社会人になっても転職を繰り返し、いつもハラハラドキドキ。こんな未熟な子が、父親になって家庭を支えるなどできるはずないと、動揺が収まりませんでした。
夫は、「まずは話し合おう」と言ったものの、息子は、私の怒りにも近い感情を察したのか、態度を硬化させ、「結婚に反対するなら、親子の縁を切るから」と言い放ちました。私は、夫とは数年前に再婚したばかりで、それまで女手一つで子供たちを育ててきました。それだけに、息子のこの言葉には、打ちのめされた思いでした。
足りないものに気付くと…
「私は、ずっと神の教えを学んできて、正しい生き方が分かる。このままでは子供が不幸になる!」これは愛情に見せかけた「親の自我」。私に欠けていたのは、「我が子の気持ちを受け止める」ことでした。教務相談でそこに気付けたのです。
夫の存在は大きかったです。「私だけの味方」ではなく、息子の味方でもありました。息子に「反対してるんじゃないからね」と寄り添ってくれたおかげで、本人も話し合う気になっていったのです。
息子に「あなたの仕合せを願ってる。だから、一緒に考えたい。あなたの思いを聞かせて」と伝えました。息子は、「縁を切るなんて言ってごめん」と言いつつ、「ちゃらんぽらんに見えていると思うけど…」と、ぽつりぽつり話し始めました。そこからは、責任を持って家庭を築く決意が伝わってきて、驚きました。「浅はかな考えで家庭を持とうとしている」と思っていましたが、本人なりに成長していたのです。「あなたのこと信じてる。応援するね」と言うと、笑顔を見せていました。
家族が増え、みんなで学ぶ喜び
喜びは、これにとどまりませんでした。先日、神の館への参拝に息子と彼女を誘ったところ、快諾してくれました。しかも、その後、彼女が「私も一緒に神の教えを学びたい」と、信者籍を置いたのです。
彼女は、私たちのことを「すてきな家族。私もこんな家庭を築きたいな」と感じたとのこと。息子のことも、「こんなに優しい人はいない。きっと教えを学んでいるからなんだ」と思っていたそうです。息子は、日頃から、教会や家族の話を周りにしていたようで、驚くやら、感動するやら…。息子は、とっくに立派な大人になっていたのに、私がずっと子供扱いして、我が子の成長に気付けなかっただけだったのです。
妊娠を告げられた時、親の思いをぶつけていれば、こんな最高の仕合せは得られなかったと思います。生まれてくる孫のためにも、ますます心磨きに力が入ります。
神示で確認 「喜び」の仕組み
家庭は 男女が出会い 子 孫の誕生をもって成るものではない
夫 妻 子 それぞれが 心重ね 支え合って成るものである
夫は家族の心を支え
妻は家族の心をつなぎ
夫婦の信頼育むところに 子孫が栄える
夫婦仲良く 和のある家には 心素直で正直な子が育つ
時過ぎて 我が子は親の姿を受け継いで 立派に自立 社会に巣立つ
また 縁ある男女の出会いを引き寄せて 和のある家庭 受け継ぎ 築いてゆける
『真実の光・神示 平成16年版』194ページ(中略あり)
神示で確認 「喜び」の仕組み
家庭は 男女が出会い
子 孫の誕生をもって
成るものではない
夫 妻 子 それぞれが
心重ね 支え合って成るものである
夫は家族の心を支え
妻は家族の心をつなぎ
夫婦の信頼育むところに
子孫が栄える
夫婦仲良く 和のある家には
心素直で正直な子が育つ
時過ぎて
我が子は親の姿を受け継いで
立派に自立 社会に巣立つ
また 縁ある男女の
出会いを引き寄せて
和のある家庭 受け継ぎ
築いてゆける
『真実の光・神示 平成16年版』194ページ(中略あり)