長年、勤務してきた介護施設が閉所し、知人に頼まれて、デイサービスで働き始めました。前の職場ではリーダーだったので、自信はありました。ところが、現場のリーダーから激しい駄目出しの山。そのうち胃痛や不眠に悩まされ、不登校の子供のような状態になってしまいました。

心の底にあったのは…

何とか意欲が枯れないよう、毎日神に祈願しましたが、状況は変わりません。そんな時に出会った神示があります。

「『実体』が生む欲心に、『運命』の力が抑え込まれ、意欲が持てずに悩む」（「令和３年３月23日「信者心の基勉強会 仕事編」）欲心…？　考えてみると、頼まれて引き受けた仕事。私にはリーダー経験もある。だから、「できる人と思われたい」という欲心があったのです。自分で自分の力を抑え込んでいたなんて。欲心の怖さを痛感するとともに、「真っさらな気持ちでやり直そう！」と、心がぱっと切り替わりました。

明るくなり始めた施設

形は同じ仕事でも、「どんな心でするか」が大切。何でも周りに相談し、調和できるように、祈願しながら当たりました。利用者さんの送迎から、水分補給の気配りまで、ささいなことこそ率先してやっていったのです。

自分でも分からないうちに、百八十度変化していた私の心。ふと気が付くと、リーダーの態度が柔らかくなっているのです。「きついこと言って嫌な思いさせたね。よく頑張ってくれてる」と言ってくださいました。他のスタッフも、「こうするといいよ」「急がなくても大丈夫」と気遣ってくれ、とにかく、これまでと雰囲気が全然違うのです。レクリエーション一つも、「私、火曜日に体操するね」「じゃあ、次の日は私が輪投げを…」と意見を出し合っていて、重なりを感じます。

利用者さんに頂く元気

一番うれしいのは、利用者さんが楽しそうに過ごしてくださることです。自分のことを全く話さなかった方が生い立ちを話してくれたり、「明日も迎えに来てねー」と声を掛けてくれたり。そんな皆さんの姿に、頑張る力を頂いている私です。

神示は本当にすごいです。これまでも学んでいたつもりでしたが、壁に当たって初めて、ぐっと心に染み込んできました。きっと、神が私をいい方に引っ張ってくださったのだと思います。今は、仕事が楽しくて仕方ありません！