「すがれば必ず仕合せになれる」と聞き、すぐに信者となる手続きを取りました。当時私は20歳、今から40年ほど前のことです。
「温かい我が家」を諦めない!
会話のない冷たい家庭で育ちました。父は家庭を顧みず、母は気性が荒い人。姉とも心は通わず、仲の良い家族は「雲のように手が届かない憧れ」だったのです。
神の教えは、仕合せになるために大切なことを、たくさん教えてくれました。中でも「和のある家庭が生み出す力」がどれほど人生の支えになるのか…。それならば、自分から家族に関わる努力をして、笑顔のない我が家を変えていこうと決めたのです。
怖いと思っていた父のひょうきんな一面、出稼ぎをしていた母の苦労。少しずつ親の心情が見えるようになってきました。この頃には、家族そろって教会の信者に。それも仕合せでした。
父は、亡くなる間際、「今までごめんな。ありがとう」と言って、旅立ちました。恨む思いを少しずつ流し、最期には家族で悔いなく見送れたこと。この体験で、「神は、家族みんなの心を守ってくださる」と確信したのです。
毎日が「仕合せ」と言える私に
信者になって初めて見えた親の愛。だから、自分の子にも同じように、目いっぱい愛を注いで育ててきたつもりです。それでも、もともと家族の縁が薄い我が家。母子家庭となり、さらに次男は繊細で、定職に就かずに家にいる日々が長く続きました。
でも、私の心は「教えがあれば大丈夫」と揺らぎませんでした。これも、神に心を守っていただいたおかげと言い切れます。息子に「いいところいっぱいあるんやで」「あんたがおる家に帰れるのはうれしいわ」と伝えると、「そうかなあ」と言っていましたが、徐々に自信を取り戻していったようです。ひょんなことから仕事を見つけ、働き始めたのです。今は表情も明るく、生き生きしていてうれしく思います。
92歳になった母は、毎日のように「声が聞きたい」「あんたのおかげ」と言ってくれます。子供の頃、母に褒められたことがなかった私は、その言葉にこの上ない仕合せを感じるのです。姉家族も一緒に過ごす時間が楽しく、「家族は宝」と思います。
信者となり40年。学校の教科書は内容が変わっても、神が表される真理は全く変わりません。「家族が自分の人生を支えてくれる」と、神がずっと教えてくださっていた理由が、今になってよく分かります。憧れだった仕合せな家庭を手にした今、毎日が天国にいるようです。
神示で確認 「喜び」の仕組み
家族の心を重ねるために 家族一人一人が「教え」を学び 「教え」に生きる努力をする
自然と 家庭に会話が生まれ 心休まる家と生(な)ってゆく
互いを思い 心をかけ合う家庭に 人の心は磨かれ 奉仕に生きる人を育てる
「教え」のある家庭に 人の心は光り輝き 六つの花びら咲き誇る家庭となってゆく
『真実の光・神示 平成30年版』106ページ
※六つの花びら;神が人としての仕合せを六つの花びらに例えてお教えくださった、基本真理の一つ。夫・妻、男女の子供、健康、職業、生活、希望の六つに恵まれることが、人としての仕合せなのです。六つの花びらは、順にかなっていきます。夫婦が仲良く暮らすと、親子の仲も良くなります。そのような家庭を築けると、健康に恵まれ、人の役に立とうという意欲も枯れません。社会で活躍できるので、生活に困ることもなく、大きな希望を持って人生を歩めます。詳しくは『理知の真理13』10ページで確認しましょう。
神示で確認 「喜び」の仕組み
家族の心を重ねるために
家族一人一人が「教え」を学び
「教え」に生きる努力をする
自然と 家庭に会話が生まれ
心休まる家と生(な)ってゆく
互いを思い 心をかけ合う家庭に
人の心は磨かれ
奉仕に生きる人を育てる
「教え」のある家庭に
人の心は光り輝き
六つの花びら咲き誇る
家庭となってゆく
『真実の光・神示 平成30年版』106ページ
※六つの花びら;神が人としての仕合せを六つの花びらに例えてお教えくださった、基本真理の一つ。夫・妻、男女の子供、健康、職業、生活、希望の六つに恵まれることが、人としての仕合せなのです。六つの花びらは、順にかなっていきます。夫婦が仲良く暮らすと、親子の仲も良くなります。そのような家庭を築けると、健康に恵まれ、人の役に立とうという意欲も枯れません。社会で活躍できるので、生活に困ることもなく、大きな希望を持って人生を歩めます。詳しくは『理知の真理13』10ページで確認しましょう。