マンネリ化の落とし穴
2年前のある日、夫が職場で倒れました。病名は、くも膜下出血と脳挫傷。それでも、ありがたいことに後遺症は残らず、仕事に復帰できたのです。
いつしか、この日常が当たり前になっていました。娘に「今の言い方キツイよ」とたしなめられるほど、夫に感情的になる私。仕事の相談をされても、途中で「それはね…」と口を挟んでいるうちに、夫は「もういい」と、話してくれなくなりました。そうなっても「私、何も悪いことしてないのに何で?」と思っていたのです。そんな中、夫が娘に「あの時、死んでいた方がよかった」と話していたと知りました。ショックでした。
気付いたなら、すぐ実践!
「私の何がいけなかったの?」神の館で真剣に祈願し、教えを学ぶほどに、見えてきたものがあります。客観的な自分の姿です。私は「妻としての言葉掛け」ができていませんでした。妻の役割は、夫を温かく支え、寄り添い、良き理解者になること。せっかく気付いたのだから、即実践しなければと思いました。
夫に温かい心で接していけるように、神に願い、毎日神示に触れました。ある日、柱時計を欲しがっていた夫が、「柱時計が…」と話し掛けてきました。以前なら、途中で「要らん」と言っていたでしょう。それが、この時は心にストップがかかったのです。話の続きは、「兄の家にあったよ。贈り物だと言ってた」でした。ささいなことですが、最後まで聞いてよかったと思いました。私は、これまで自分から話を遮って、お互いに嫌な思いをするという、愚かしいことをしていたと気付いたのです。
表れた変化に喜びが
ある時、夫が仕事の悩みを打ち明けてきました。まだ本調子ではない体で、無理してでも頑張ろうとする夫の思いを感じたので、「気持ちは分かるけど、あなたにつらい思いをしてほしくない。上の人を頼ってみたら…」と伝えました。すると、「お前の言うとおりやな」と、ほっとした表情を浮かべていました。妻としての役割が果たせた気がして、うれしかったです。
今、夫との時間がとても心地いいです。私が「二人で過ごせることに感謝だね。ありがとう」と言うと、「本当だな、お母さん。ありがとう」と返してくれる夫。私が疲れているときは、家事を手伝ってくれます。以前からそうでしたが、今はその行動一つ一つの奧にある、「夫の優しい心」を感じ、心底感謝できる自分になれました。
2年前、夫が命を救われたことは、当たり前ではなく、神が「共に生きる時間」を与えてくださったように思えてなりません。その感謝を今度は絶対忘れず、夫婦で子供や孫に良い生き方を残していきます。
神示で確認 「喜び」の仕組み
夫婦の会話 互いの「思い」通い合うまで重ねていようか
我が家の安泰と発展を手にするために 欠いてはいけない一事と申す
家庭の心は 夫婦仲良く 何でも話し合える 家族の調和に芽吹くと申す
笑顔と会話を 家族一人一人が欠かぬよう
気持ちを開放できる家庭をつくればよろしい
『真実の光・神示 平成26年版』116ページ(中略あり)
神示で確認 「喜び」の仕組み
夫婦の会話
互いの「思い」通い合うまで
重ねていようか
我が家の安泰と発展を手にするために
欠いてはいけない一事と申す
家庭の心は
夫婦仲良く 何でも話し合える
家族の調和に芽吹くと申す
笑顔と会話を
家族一人一人が欠かぬよう
気持ちを開放できる家庭を
つくればよろしい
『真実の光・神示 平成26年版』116ページ(中略あり)