No. 503

どんな困難も神と一緒に
夫婦で育む息子の心
(兵庫県YY/40代女性/主婦)

小5になる息子が、発達に問題があると診断されたのは、2歳の時です。単語も話せず、何時間もかんしゃくを起こす我が子を抱き、ただ泣きながら祈願する毎日でした。

神は、私に「現実を受け止める心」を下さいました。泣いてばかりいないで、できることをしよう! 夫も同じ気持ちで関わってくれました。療育センターで助言を受け、小学校に上がるまで一日も欠かさず、夫婦で自宅での療育を行い、発達支援センターにも通いました。

「どうして?」に向き合う決意

一つ一つできることが増えていくのは、本当にうれしかったです。ところが、成長するにつれ、息子は自分が周りの子と違うことに気付き始めました。そして小2の時、私に尋ねてきたのです。「僕、一生懸命頑張ってるのに、はさみを上手に使えないんだ。みんなすぐできるのに、僕だけ30分かかっちゃうんだよ。どうして?」

私たち夫婦は、前から「必要な時が来たら正直に言おう」と決めていました。そこで、息子にゆっくり話しました。「あなたには、みんなよりできることもあるし、不器用なところもある。でも、人一倍練習すれば、時間がかかっても絶対できるようになるからね」子供ながらにショックだったのでしょう。息子は泣いていました。

「お父さんもお母さんも、何があってもあなたに寄り添って、一緒に頑張るよ。それに、神様も一緒だから何の心配もないよ」そう伝えると、今度はうれしくなったようで、またぽろぽろと涙を流していました。「お母さんありがとう。僕、頑張るね」と言ってくれたことを覚えています。

神が息子に下さったもの

息子は本当に、何でも人一倍練習するようになりました。リコーダーやピアニカなど、できることが増えるたびに、夫と大喜びし、息子を目いっぱい褒めました。

ただ、二重跳びだけはどうしてもできず、何カ月たっても0回のままでした。でも、絶対に諦めないのです。「お母さん、マンションの下で練習するからそばにいて!」「公園に付いてきて!」私は毎日毎日、息子の頑張る姿に感動をもらっていました。

練習を始めて一年がたつ頃、ついに努力が実りました。二重跳びで100回以上跳んで学年1位になり、縄跳び検定で一級に合格。表彰状までもらってきたのです。息子の「頑張る力」には、親の私たちでさえ驚きの連続です。神は、こんなに素晴らしい良さを息子に下さっている…。心からの感謝しかありません。

数えきれないほどの支えの中で

息子の発達は、2年くらい遅れています。でも、夫は言います。「その分、伸びしろがたくさんあるってこと。だから僕は心配じゃないよ」と。夫の言葉が、私の心をいつも温かく包み込んでくれています。

周りの方々も、本当によくしてくださいます。公園に行くと、何十人もの友達が仲良く遊んでくれ、みんな息子と同じくらいかわいくて仕方ありません。お母さん方から、「息子さんを見ていると、優しい気持ちになれる」「どうしてあなたは、そんなにすてきな笑顔でいられるの?」と言われたこともあります。私たちは普通にしているだけなのですが、「神と生きている」からそう見えるのかなあと、あらためて神に感謝が込み上げてきます。

先日、10歳を迎えた息子が「二分の一成人式」の手紙をくれました。

お父さん、お母さんへ

10年間そだててくれてありがとう。

ようち園や学校に入ったとき、お母さんがみんなに話しかけてくれて友達がたくさんできたし、公園についてきてくれて人気者になったし、できないこともいっしょにつきあってくれて、できるようになったことを覚えているよ。お父さんは、いつも勉強をわかりやすく教えてくれたことを覚えているよ。

悲しいとき、いつもお父さんとお母さんがはげましてくれてありがとう。どんなことでも笑いにかえてくれてありがとう。

これからは、お母さんやお父さんの手伝いをできる人、だれにでもやさしくできる人になりたいよ。おうえんしてね。

文章を書くのが大の苦手な息子が、一生懸命書いてくれた手紙…。いとおしくて、うれしくて、涙が止まりませんでした。

これから先、いろいろなことがあるだろうと覚悟しています。でも、私たちには「神と生きれば大丈夫」という確信があるから、何も怖くありません。神に強い心を頂きながら、息子を大事に育てていきます。

神示で確認 「喜び」の仕組み

親の任は 我が子の人生を支える「力(運命)」を枯らさぬように
    人生の真実「真理」を 家庭生活に生かして 我が子を育むこと(立場)にある
「教え」で触れ合う環境に 人間の実体は高められ 人は皆 運命に重なる人生が歩める
親の愛に包まれ 「心」育まれる子供は 立派に社会に巣立ってゆく

『真実の光・神示 令和2年版』77ページ(中略あり)

神示で確認 「喜び」の仕組み

親の任は
  我が子の人生を支える
   「力(運命)」を枯らさぬように
    人生の真実「真理」を
      家庭生活に生かして
        我が子を育む
         こと(立場)にある
「教え」で触れ合う環境に
  人間の実体は高められ 人は皆
    運命に重なる人生が歩める
親の愛に包まれ 「心」育まれる子供は
    立派に社会に巣立ってゆく

『真実の光・神示 令和2年版』77ページ(中略あり)