(京都府CS/70代女性/主婦)
私と娘は、何十年も心が通い合わず、口を開けばけんかばかりでした。「お母さんとは思っていません」夫と離婚した時に、娘に言われたひと言が心に突き刺さりました。夫を責め、いつもイライラしていた自分。娘の寂しい気持ちを受け止めるゆとりがなく、できないことを指摘するだけの母親だったと思います。
その頃、神示教会の信者となって神の教えを学び始めたことで、家庭の中で自分の役割を果たしてこなかったこと、愛情のかけ方が間違っていた自分に気が付きました。「このままではいけない」と強く感じ、心の距離が縮まらないつらさを神に訴え、教えを学び、娘と向き合って10年…。私が病を患った際、娘が一生懸命支えてくれ、私も素直に感謝を伝えることができました。少しずつ思いが分かり合えるようになり、いたわり合って暮らしています。
今は、仕事を頑張る娘のために、洗濯や料理をしてやれることが楽しくて仕方ありません。「今が一番仕合せ」と言う私に、「その言葉が一番うれしい」と返す娘。あれほどぶつかり合っていた私たちが、たわいないことで大笑いできる親子になれました。