突然の出来事で気付いたことは
昨年11月に、夫が取引先で心肺停止状態になり、救命救急センターに搬送されました。医師から「原因は不明だが、助からないかもしれない。意識が戻っても、どんな状態で戻るか分からない」と言われ、私はすぐに神の館に救いを求めに行きました。家族、身内が気持ちを一つに、夫の心が安らぎ、生きる意欲が枯れないように、神に訴え続けたのです。
倒れる一週間前には、乳がんの手術を控えた私の検査結果を聞くために、病院に駆け付けてくれた夫。思えば、私は日々の忙しさに追われ、自分を省みるゆとりのない生活をしていました。夫に対して、「もっと手伝ってくれてもいいのに…」と不平、不満がいっぱい。何事も自分の気持ちを決めてから、夫に相談していました。一見、夫の話を聞いているようでいて、実は自分の思いを押し付けていたのです。夫がいてくれるから妻でいられる。なのに、求める心ばかりで、夫への感謝の気持ちがなかったと、こんな状況になって、やっと気が付きました。
たくさんの幸運に救われた夫
夫が倒れて3日目のこと。「生きていてくれさえすれば、どんな姿になろうとも夫を支えていこう」と決意した時、病院から連絡が入ったのです。「ご主人の意識が戻りました。『心配掛けた』と話していますよ」と。うれしさと驚きで、胸がいっぱいになりました。
倒れた時に、すぐに初期対処できる人がそばにいたこと。高度な救命医療ができる病院が近かったことなど、「たくさんの幸運が重なって、奇跡的に助かった」と主治医から言われました。「一つ欠けても助からなかった」と。全ては神の手の中でした。
夫には、「ありがたいよね」「お父さんは、みんなに助けてもらえるんやね」などと、家族や身内が心配し、助けてくれたことを折に触れて伝えました。その後、夫は心臓弁の手術を受け、年末に退院。今では、半日仕事に行けるまでに回復しました。また、ごく初期状態だった私の乳がんも、無事に手術を終えました。
感謝の思いを子孫につなげて
神は、もったいないほどの深い愛をもって、私たち家族を救ってくださったと強く実感しています。今回頂いた奇跡を一時の感謝で終わらせては、神に申し訳が立ちません。ですから、どんなに忙しくても、毎日必ず『友輪』や教会図書を読んで、教えを実践する努力を重ねています。
素直な気持ちで、うれしい、悲しいと本心を語り続けるうち、夫も「こう言われることが、しんどかった」と、胸の内を語ってくれるようになりました。今では、夫の気持ちを大切にしながら、何でも二人で話し合っています。時には、夫が私の体を気遣って、夕食の片付けをしてくれたりも…。私たちにとって、何より必要だったのは、心が通い合う本音の会話でした。忙しい中にも、互いを理解し、いたわり合える毎日になりました。この思いを大切に、夫婦で悔いのない人生を歩み抜き、その姿を子や孫たちに残してまいります。
神示で確認 「喜び」の仕組み
日々「心」を見詰め 「教え」に生きるほど
皆の姿は自信にあふれ 「生きる」喜びを味わえる
家族の会話は 広がり 深まり
ああ 「人生」生きる喜びを味わえる
『真実の光・神示 平成27年版』99ページ
※神の教えを学ぶと、真っ先に引き出されるのが「感謝」、すなわち物事を大きく受け止める心です。「自分だけが大変」という不満の心が、「夫がいてくれるから…」と視野が広がることで、自分の心も、相手の心も大切にできるようになります。それが、真の「自信」にあふれた生き方であり、家族が愛ある会話を重ねるところに、喜びが広がります。
神示で確認 「喜び」の仕組み
日々「心」を見詰め
「教え」に生きるほど
皆の姿は自信にあふれ
「生きる」喜びを味わえる
家族の会話は 広がり 深まり
ああ 「人生」
生きる喜びを味わえる
『真実の光・神示 平成27年版』99ページ
※神の教えを学ぶと、真っ先に引き出されるのが「感謝」、すなわち物事を大きく受け止める心です。「自分だけが大変」という不満の心が、「夫がいてくれるから…」と視野が広がることで、自分の心も、相手の心も大切にできるようになります。それが、真の「自信」にあふれた生き方であり、家族が愛ある会話を重ねるところに、喜びが広がります。