神は、目には見えないご存在。でも、私には「神とつながっている」という確かな実感があります。
頼るほど深まっていく神との絆
私は、難病と言われる膠原病を長年患っています。体に激痛が走り、座ることさえままならないほどです。薬で痛さは抑えられても、心の苦しさや不安はどうにもできません。そんなときは、「苦しい! つらい!」と、心の底からの思いを神に訴え続けてきました。自分ではどうにもできない心が、神の力で不思議と穏やかに、冷静になっていく…。祈願を通して、神とのつながりを数えきれないほど味わってきたのです。
神の教えにも感動しました。神が教えてくださるのは「健康な心」のつくり方。我が身を振り返ると、心がどれほど不健康だったか…。「自分はダメだ」とマイナスに考えたり、息子たちについ言い過ぎたり。気付いたところから直せるように、これもまた、神に願い、修正に努めていきました。
「膠原病の私」を受け入れる
今は、以前に比べて、心が格段に強くなったな…と感じます。「膠原病の私」を嫌うのではなく、受け入れ、「病と一緒に生きていく」という気持ちに変わったからです。昨年、膠原病の影響で左手の指の手術をしました。3回目の手術でしたが、「またか…」という思いは少しもありませんでした。
仕事は休職せざるを得ず、その旨を伝えると、「仕事ができなくても、いてくれるだけでいい。早く戻ってきてね」と言っていただきました。息子たちも、たくさん励ましてくれました。こんなにも思ってくれる人がいる…。それだけで感謝で、「元気になったらできることで恩返ししたい!」とパワーが湧いてきました。医師や看護師の皆さんも心を尽くしてくださり、「ありがとう」の言葉しか出てきませんでした。
手術後は車の運転ができず、リハビリにはバスや電車で通ったものの、これも喜びの連続でした。車窓から見える風景の美しいこと! 太陽の光がきらきらしている。幼い子が一生懸命歩いている。運転中には気付けなかったものに出会い、心が「仕合せ!」という思いで満たされたのです。
込み上げてくる生きる自信
リハビリ中、近くに住む長男が夕食を作りに来てくれました。ピザに、鍋に…と真心こもるごちそうが食卓に並び、たわいない会話が弾みました。タイに住む次男も、何かと連絡をくれ、心はつながっていると感じて、うれしかったです。
神は、「仕合せの基は和のある家庭」とお教えくださいますが、本当にそのとおりです。難病でも心がこんなに元気なのは、神のおかげとしか言いようがありません。教えがあれば、何でも乗り越えていける! 今、その自信でいっぱいです。