No. 428

人付き合いの苦手な私と妹
支え合って明るい人生を
(京都府HU/70代女性)

妹と二人暮らしの私。姉妹そろって人付き合いが苦手です。家族でありながら、何を話していいのか分かりません。互いに正面が向けず、私はこっち、妹はあっちを向いてご飯を食べるようなありさまでした。

母の葬儀で妹の心に変化が

7年前、母が亡くなり、教会葬儀、玉納奉寿で送った時のことです。御魂送りを受けた母は、痩せ細った顔に赤みが差して、笑みさえたたえていました。しかも、私以上に人の苦手な妹が、自分から参列者に「すごくきれいだから、お母ちゃんの顔を見てあげて」と話し掛けているのです。その姿に、たった二人の姉妹なのだから、母に安心してもらうためにも、「助け合っていこう」と心に誓ったのです。

語り合う努力を続けて

早速取り組んだのが、神の教えで学んだ、「家族は何でも語り合う」こと。でも、私たちには、その「何でも」がありません。そこで、まずは、出掛けるときに、行き先を告げることにしました。「〇〇に行くね」「〇時に帰るよ」妹はけげんな顔をして、「いちいち言わんでええけど」と言いだす始末。それでもめげずに続けていると、妹も予定を教えてくれるようになりました。そして、だんだんと思っていることも、話し合えるようになったのです。

ある時、「一緒にいい人生を送るのが私の願い。二人で神の教えを学ぼう」と伝えました。妹は信者籍はありますが、「人がいるのが苦手」と、教会に行くのを拒みます。「別に長生きしたくないから」とも言われました。それでも、何度か一緒に学びに行くうちに、私の知人とも顔見知りになり、挨拶を交わすように。「変わってきたやんか」と言うと、心なしかうれしそうで、いつも硬かった表情は丸く、柔らかくなっていったのです。

前向きに生きる二人に

さらに、大きな喜びがありました。私が、「お母ちゃんみたいに、安らかな最期を迎えたい。生涯を神と共に歩む決意を表す明魂登録の立会人になってほしい」と頼むと、妹はすんなり引き受けてくれました。

それから半年、今度は妹が明魂登録をしたのです。妹は、「明魂」誓願の儀で、「毎日穏やかに暮らして、人にも、いろんな出来事にも感謝できる心になりたい」と、神に願ったことを教えてくれました。

母を見送って7年。人が苦手、生きるのが苦手だった私たち姉妹が、今、二人で「明るく、前向きに生きる」ことを見詰めています。これも神と、亡き母のおかげと深く感謝しています。