No. 382

家族の力を合わせた孫育て
心が元気になる家庭の力
(神奈川県NS/70代女性/主婦)

5歳になる孫は、ひょうきんで優しい子に成長しています。

この孫が生まれてしばらくして、お嫁さんが産後うつになりました。主治医と家族で話し合って、嫁は入院し、我が家で赤ちゃんの世話をすることになったのです。一瞬、「この年でまた子育てするの?」と慌てました。

乗り越えられた産後うつ

「神の教えをどう生かせばよいのだろう?」学びを重ねて気付きました。家族で力を合わせればいいんだ!と…。自分にできることがあるのはありがたい。惜しみなく取り組めるようにと神に願い、育児に奮闘する日々でした。

私の一番の支えは、夫でした。孫の世話はもちろん、家事を手伝ってくれて、頼もしかったです。息子も仕事帰りに必ず嫁を見舞い、私の家に寄って我が子をあやしてから帰宅しました。同居している娘も、沐浴や、絵本の読み聞かせをしてくれて、孫はいつもにこにこしていました。

離乳食を始める頃、嫁は退院することに。初めのうちは我が家に来て、おむつを替えたり、抱っこをしたり、ゆっくり育児に慣れるように協力しました。ある日、お嫁さんから「離乳食頑張ってみようかな」という言葉が聞けた時は、涙が出る思いでした。

ますます絆を深めて

息子の支えもあり、嫁はどんどん元気を取り戻し、今は頼もしい母親です。夫婦共働きで、下の子も生まれたので、時々孫を預かっています。

夫は、私より遊ばせ上手で、夫の良さをあらためて知りました。孫に「じいじ」と呼ばれては、満面の笑顔です。私たち夫婦を思いやってくれる孫の姿に、息子夫婦の元で、温かい心が育まれているのを感じます。体力的には大変ですが、孫の成長を間近に見られて、ありがたい時間です。

息子夫婦は、いつも私たちを気遣い、旅行に「一緒に行こうよ!」と誘ってくれます。家族だんらんのひとときに仕合せいっぱいです。ある時、老後の話をすると、お嫁さんが「お母さんは私が見ます!」と力強く言ってくれて、とてもうれしかったです。

ここまでにはいろいろありましたが、「つらかった」という思いが全く残っていません。神の教えを守り、できることを一生懸命やっていけば、必ず神が応援してくださることを実感しました。

孫の誕生も続いていて、まだまだ出番がありそうです。ますます家族の絆が深まるように、元気に活躍させてもらおうと思っています。