No. 368

学びと感謝で乗り越えた病
仕合せな日々を手にして
(横浜市KI/30代女性/会社員)

つらい拒食症から気付きが

私の20代は、ほとんどが拒食症と一緒に生きた年月でした。太るのが死ぬより怖くて、まともな食事が取れず、常に強迫観念にとらわれていました。心の安らぎなど全くない状態がずっと続く、そんな病気です。

どんどん痩せていく私に、家族は心を痛め、心配する言葉をいくつも掛けてくれました。ところが、当時の私には、その声が、私を陥れるための言葉にしか聞こえなかったのです。その上、「こんなにつらいのに、誰も助けてくれない」と、神を信じる気持ちまで揺らぎ、「自分を守るのは、自分だけ」と思い込んでいました。

長い入院生活を経て退院しても、結局また痩せて入院する繰り返し。3回目の入院の時、「自分一人の努力じゃ、どうにもならない」とやっと気付けたのです。それからは、教会図書を読んでは、神に心の内を語りました。それも、きょうの出来事、うれしかったこと、失敗したことなど、単純な内容ばかりです。それでも、不思議と心穏やかに過ごせました。

感謝の気持ちが自信に

拒食症の入院治療は、行動全てに許可が必要なため、することがほとんどありません。それが苦痛で仕方なかったのですが、教えを学び、神と二人三脚で歩き始めると、物事の見え方がガラッと変わりました。あれほど人の言葉が曲がって聞こえていた自分なのに、検温に来てくれる看護師さんとのちょっとした会話にも気持ちが明るくなったのです。歯磨きや着替えなど、生活の一こまの出来事さえが楽しく感じられました。何より心に感謝があふれてきて、力と自信を与えてもらいました。だから、頑張れる。治療に前向きに取り組める。不安を乗り越えられる。そんなことを体験しました。

神を信じなかった私のことも、神は救ってくださいました。今は、心も体も健康を取り戻し、確執のあった母とも、おいしいスイーツを食べに出掛けたりしています。多くの人の支えを頂きながら、仕事も頑張っています。あの時の自分には考えられないほど仕合せな毎日に、神と一緒だからこそ乗り越えられたと、心から感謝しています。