No. 367

教えで自分を高める努力を
夫婦の間に穏やかな空気が
(岩手県HK/50代女性/パート)

周りからはおっとり系に見られる私。しかし、実際は短気な性格で、人から指摘されるのが大嫌い。どうしても、人の言葉を素直に受け止めることができませんでした。ですから、夫ともささいなことでぶつかり、カッとなると、会話をしない日もあったのです。

自分目線の会話を反省

平成27年、地元に神の館が誕生しました。最初は誘われるまま、付いていくだけでした。それでも、神の教えに触れているうちに、「自分を高めたい」と思うようになったのです。

振り返ってみると、私はいつも、相手の立場に立つより、自分目線で会話をしていたように思います。それが、「相手がいてこそ、会話も成立する」と気付き、「自分中心でなく、もっと夫の心に寄り添える妻になりたい」と感じました。

夫との心の重なりを意識

それ以来、夫婦の心が重なることを目指しています。つい悪い癖が出てしまっても、「もっと優しく言えばよかった」と反省し、「次はもっと相手の気持ちを分かってあげたい」と考えるようになりました。昔なら、気にも留めなかったと思います。

自分の心が変わったら、人に対して優しい気持ちになり、自然と優しい言葉が出てくるようになりました。気付けば、夫婦の間に流れる空気も、穏やかに変わっていたのです。夫と結婚して35年たちますが、教えのおかげで心の距離も縮まったように感じます。

互いの良さを引き出し合って

夫は、誰ともすぐに打ち解けられ、周りにいつも人が集まってくるタイプです。そんな人柄の夫を尊敬するとともに、ちょっとうらやましく感じていました。

ところがある日、夫から「お母さんは、決して出しゃばらず、そっと後ろから付いてきてくれたね。俺が駄目なときは、優しく教えてくれる。だから安心してやってこれたよ」と言ってくれたのです。学んでいたからこそ引き出された良さと、感謝でいっぱいになりました。

これからも夫と二人、互いの良さを引き出し合いながら、心を重ねて歩んでいきます。