僕の家から偉光会館までは、1時間ちょっと。両親とお姉ちゃんと弟と、家族みんなで車に乗って、おしゃべりしながら行くのはすごく楽しいです。
両親に何でも話していると
偉光会館では、家族で「実りの集い」に出席します。小学校の6年間、毎月学んできて分かったのは、「親に何でも話す大切さ」。それから、「自分の良さを伸ばす」ということです。家では、お母さんにいろいろ話すことが多いです。友達との関係とか、「心配かけるかな…」と思う話もありますが、そういうときは、神様に「話す勇気をください」と祈願します。そうして聞いてもらうと心が楽になって、「やっぱり話して良かった」と思います。
もちろん、お父さんとも話します。運動が上手にできないときなど、お父さんは僕の話を真剣に聞いて、「どうすればできるようになるか」を考えてくれます。一緒に練習したのも忘れられません。6年生でやった倒立では、「腕の力が弱いんじゃないか」と言って、腕に力を付ける練習からしてくれました。だから、本番も前向きに臨めたし、全部が上手にできなくても、「次はこうやってみよう!」と、心が元気でいられたのだと思います。
家族にもらった優しさを友達へ
こうやって、家族が僕の気持ちを大切にしてくれるように、僕も、友達の気持ちを大切にしたいと思っています。
少し前、授業のグループ活動で、発表の準備をした時です。提案を聞いてもらえず、困ったことがありました。「どうしてかな?」と考えて、気が付いたのは、「相手の立場に立つ」こと。だから、「駄目」とか言わないように気を付けて、もう一度、友達の考えをよく聞きました。それから、自分の意見も伝えてみたら、みんなもちゃんと聞いてくれたのです。仲間の心が一つになって、発表も大成功。とてもうれしかったです。
4月から、僕も中学生です。真面目で頼りになるお父さん、優しくて話し上手なお母さん、いつも声を掛けてくれるお姉ちゃん、明るくて負けず嫌いな弟。大好きな家族と一緒に頑張ります!
父より
生まれてすぐの長男に見つかった、心臓の病。ここから、我が家と神との関わりは深まっていきました。気が付くと、息子は大きな病を乗り越えて、素直にすくすく育ってくれています。親として気を付けているのは、何かあっても頭ごなしに注意しないこと。「自分が同じことをされたらどう思う?」などと、子供の思いも聞きながら伝えると、素直に受け止めてくれるのです。3人の子供たちが寝た後は、妻と話し合う大切な時間。それぞれに個性も違う子供たちが、今何を考え、感じているか…。そこに、親としてどう関わっていくか…。お互いの考えや感じたことを共有できるのは、夫婦で教えを学んでいればこそと思います。
何事も諦めず、ひた向きに取り組む長男ですが、その姿を見るにつけ、神のお守りを感じずにはいられません。子供たち一人一人が、掛け替えのない大切な存在。それぞれの良さを伸ばせるように、妻と温かい家庭を築いていきます。
神が表す「教え」は
人との出会いを深め
支え合って「生きる」知恵
家族で教えを学び
互いに家庭で教えを生かすなら
自然と会話が深まり
相手(家族)を思う心(愛情)が
芽吹き始める
家庭で体験し 身に付けた愛こそ
真実「人たる人の心」の芯となる
『真実の光・神示 平成29年版』36ページ