No. 1418

「まるで違う家族のよう」
その喜びを生んだ心の変化
(愛知県SA/30代女性/鍼灸〈しんきゅう〉師)

両親、祖父母、妹2人の7人家族で育ちました。昔かたぎな祖父と父はぶつかることが多く、私は、「せめて自分は良い子でいよう」と、感情を押し殺すように。しかし、進学を機に一人暮らしを始めてからは、それまでの反動で両親と衝突。帰省すると、頭痛や嘔吐(おうと)に見舞われるまでになってしまったのです。家族が大好きなのに、一緒にいると重苦しい。そんな自分が情けない…。私が神と出会ったのは、そうした頃のことでした。 

頑張るほど苦しかった理由は…

神の教えを学び始めて驚きました。家庭を「一本の木」に例えると、子供は「枝」。根である父や、幹である母が送ってくれる栄養を、素直に受け取ってこそ生き生きと輝ける、と聞いたからです。「心配を掛けるから、何も言わない」という私の生き方は、仕合せと全く逆の方向を向いていた。だから、頑張るほど苦しかった…。心に衝撃が走り、「変わりたい!」と思いました。 

ある時、勇気を出して、素直に祖母に伝えてみました。「これから帰省するけど、ちょっと体調が悪いんだ」「じゃあ、優しくしてあげなきゃね」。え!? 子供の頃は、体調を崩すと叱られたのに…。もしかして、私の「頑張り過ぎ」を注意してくれていた…? この気付きをきっかけに、家族との向き合い方が変化していったのです。 

語り合うほど、心が通い合って

これまで父への連絡は用件だけ。それを、私の職場での出来事や、父がどんな1日を過ごしたか…。お互いに話し始めると、1時間でも足りないほどに。私がペットを亡くした時は、「家族だもんね。つらかったな」と、いたわってもくれたのです。「治療にそんなにかかるの?」。そう言われた数年前と違うのは、ペットがどれだけかわいいか、私がたくさん話をしたこと。思いを分かってくれている…。安心感が心いっぱいに広がりました。 

「お姉ちゃん」として注意しがちだった妹には、話を聞くことから意識しました。ある時、妹との電話で一瞬イラッ。いつもなら、相手を正そうとする場面です。でも、妹の立場に立てたら、「そう感じるのも当然かも」と思えて、「そうかあ」と返せました。すると、電話を切った後に、妹から「さっきはごめん」とLINEが。今までにないこのやりとりを、母もとても喜んでくれました。

心の充電ができる我が家に

私の変化に、ことしのお正月には祖母も信者に。祖父との関係も変わり、たくさんの「ありがとう」を伝えられています。以前とはまるで違う家族のようですが、きっと一番変わったのは「私の心」。今では我が家がどこよりも、身も心も満たされる、元気を「充電」できる場所となりました。

心で生きる人間は
  魂安らぐ「家」を求めて生きている
 「愛ある家」築けたならば
    人は誰も
      心明るく ゆったりできる
 家庭の貴さ気付いて
      神の教えを我が家に入れる
 神の手の中
    真実の愛に心(魂)触れ
        純な愛が家族をつなぐ
「家庭の真理」学び深めて
    家族それぞれ
       立場踏まえて生きるべし
 神の心 我が家に根付いて
       和のある家を手にできる

『真実の光・神示 平成17年版』177ページ(中略あり)