絵を描くことが好きで、東京の専門学校へ。そこで夫と出会い、結婚。縁もゆかりもない青森で暮らし始めました。しかし、夫が賭け事で、両親が私のためにためていたお金まで使い果たしてしまったのです。
初めて味わった人の優しさ
ほぼ無一文で、娘と息子を連れて実家へ。その後、夫とは離婚が成立。働きづめの日々が始まりました。職場では、「何でこの人はきちんとやらないの?」と腹を立て、家でも、思いどおりに動かない子供たちに腹を立て…。「こんなに一生懸命にやっているのに、何でこんな目に?」。この思いが、常に付きまとっていました。
神示教会の信者になったのは、その頃です。「仕合せになりたい」。この一心で教会に行くと、職員や信者仲間の方が、「大変だったね」「神が付いていてくださるから」などと寄り添ってくれました。こんなふうに優しくされたことは初めてで、帰り道は涙があふれたことを思い出します。
変えられない心を祈願で修正
「何で自分はうまくいかない?」「何でこんな目に?」。苦しみ続けた「何で?」の答えは、神の教えにありました。
子供の頃から怒りん坊で、短気な性格。この、私自身の狭く、小さな心が、「仕合せを遠ざけている?」と気付き始めました。
朝夕の祈願はもちろん、腹が立ったその瞬間も、「穏やかな心が持てますように」「責めない言い方ができますように」などと祈願。そのうちに、どんどん自分が優しくなっていくことを感じたのです。仕事でミスをした人に、「みんな失敗はするから、次に生かせば大丈夫よ」と伝えた時は、自分で自分に驚きました。「あの人だって努力している」と、心が丸くなった感覚も…。いつの間に、こんな私になれたのでしょう。自分自身の変化に、神の実在を感じたのです。
心を大切にすると相手からも…
そこからは、不思議の連続…。どこの職場に行っても、「いい人に出会えた」と喜んでもらえたり、責任者から、「ぜひ、あなたに新人の教育係をお願いしたい」と声を掛けていただいたり。人とぶつかってばかりだった過去がうそのようで、自分の心が改善されたのだと、うれしくなりました。
信者になって、初めて見えるようになった「人の心」。家に帰ると、息子が優しい言葉を掛けてくれ、温かい心をもらっています。近くに住む兄とも、年を重ねるほどに、絆が深くなっていくのを感じる毎日。苦労を重ねた人生でしたが、年々、増していく仕合せ感に、感謝の思いがあふれてきます。
我が「運命」磨くため ――「真理」に生きる――「心(信念)」欠いてはいけない
学び深めて 我が「心の姿」に生かす
自然と我が「心」に感謝と報恩――人との縁を深める「心(人生)」が育ってゆく
「運命」が重なり 補い合う時(時代)
人の心は「愛」と「信頼」と「期待」に包まれて 「生きる」喜びが広がってゆく
我が「運命」磨くため
――「真理」に生きる――
「心(信念)」
欠いてはいけない
学び深めて 我が「心の姿」に生かす
自然と我が「心」に感謝と報恩――
人との縁を深める
「心(人生)」が育ってゆく
「運命」が重なり 補い合う時(時代)
人の心は
「愛」と「信頼」と「期待」に
包まれて
「生きる」喜びが広がってゆく
『真実の光・神示 平成23年版』21ページ