No. 1339

夫との時間を大切にしたい
そう思える心に変えたもの
(福岡県KS/70代女性/パート)

夫に任せていたら、ろくなことはない。そう思って、40年近くも一人で頑張ってきました。 

仕事が長続きせず、転職を繰り返す夫。生活が苦しく、私も子育ての傍ら働きました。家に帰り、玄関で夫の靴を見つけては、「また仕事を辞めてきた」と何度暗い気持ちになったことか。短気ですぐ怒り、頼れない夫との溝は深まる一方でした。 

学び癖をつけることから

そんな心が救われたのは、信者になってから。共に籍を置いた義父母が、私を大切にしてくれ、仲良く暮らせたことも大きいです。時が流れ、二人を送ったのを機に変化が…。「家庭は夫婦が土台」と学んでいるのに、このままではいけないという思いが、ふつふつと込み上げてきたのです。 

再出発のつもりで決意した第一歩は、学び癖をつけること。そこで気付いたのは、自分の姿です。夫が話し掛けてきても、耳に栓をして聞き流す。「お茶を…」と頼まれて入れても、内心は「自分でやって」と不満たらたら。会話がなくなるのは当然でした。短気な夫を責めてきた自分だって、自我が強くて思いやりのかけらもなかった。思えば、似た者同士だったのです。 

仕合せになれる希望が湧いて

自分を変えなくては…。変わりたい。次の決意ができました。夫を憎まず、「ありがとう」と言える自分になること。さあ、どこからやる? 「おはよう」と言っても返事はありません。でも続けました。すると、「おはよう。…すずめに言ったんだよ」と、照れながらも返してくれるように。たったこれだけなのに、「夫と仲良くなれる可能性がある! 仕合せになれる!」という希望が湧きました。 

なので、いろいろやってみました。何でも一人でしてきたことを相談したり、一緒にテレビを楽しんだり。そのうち、私が「疲れたな」と口にすると、「みそ汁を作るよ」「洗濯するよ」といたわってくれるようになりました。自分を出すのではなく、相手を思いやる。その心遣い一つで、とても気持ちが楽で、穏やかな日常が流れます。

心も人生も変える教えの力

ある日、けんかになって、夫から「もう口を利かん」と言われた時のこと。「大好きで結婚したのに、そんなことを言われたら悲しい」という言葉が、まさか自分の口から出るなんて…。少し後で、夫がお茶を入れてくれたことにも驚きました。ばらばらだった夫婦が、こんなにも変わるとは、思ってもみなかったことです。心を変え、人生まで変えていく神の教えの力の大きさ。すごいとしか言いようがありません。 

かつては、「何でこんな人生なんだろう」と悲観的だった私。それが、本気で教えを学び、実践して、人生がどんどん好転…。今、心から思います。人生って素晴らしい! もっと夫との時間を大切にしたい! もったいない生き方をしてきた分、これから挽回していきます。 

「悔いなき人生」手にするために 「和のある家庭」築いてほしい
 我が身の立場よくよく悟りて 家族それぞれ 「心」重ねて生きるべし
 ――神の教えで生きるなら 自然と愛ある心が我が家に育つ――
仕合せの基は 和のある家庭
    「真理」悟りて 信者の道を歩んでゆこう

「悔いなき人生」手にするために
    「和のある家庭」築いてほしい
 我が身の立場よくよく悟りて
   家族それぞれ
       「心」重ねて生きるべし
――神の教えで生きるなら
  自然と愛ある心が我が家に育つ――
仕合せの基は 和のある家庭
    「真理」悟りて
       信者の道を歩んでゆこう

『真実の光・神示 平成18年版』118ページ(中略あり)