(茨城県NK/50代女性/主婦)
同居の義母は認知症です。この頃、夜中に「財布がない」と家族を起こすなど、被害妄想が出始めました。なぜ急に変わってしまったのか、その行動を受け止められず、近所に迷惑をかけるのではと責める心が出てきました。それでも、つらい気持ちを祈願するうちに、少しずつ自分の心が安定。ありのままの義母を受け入れ、温かい気持ちが持てるように変わったのです。晴天でも「雨がよく降るね」という相手を否定せずに、「梅雨が近いね」と返せました。自分の心の変化は、同じように義母を責めていた夫の心も安定させていきました。私たち夫婦の心が穏やかになるにつれ、義母の症状も落ち着いてきたと感じます。
最近では、義母が家事を手伝ってくれます。先日も布団を畳んでくれていたので、「私がやるから」と言うと、「いつもお世話になっているから、できることはさせて」と言われ、驚きながらも心から感謝しました。
責めてばかりでしたが、義母に楽しく過ごしてもらいたいと気持ちが変化。穏やかな心で介護できることが本当にうれしいです。